はらおびをもらう

午後に実家を後にして、戻ってくる。東京の街も同じくらい寒い。

今日は戌の日らしい。水天宮に水天宮でハラオビという名の紐をもらうと何でも安産のお守りになるという。世には不思議な言い伝えがたくさんあるもんだ。で、それをもらいにいった。(というか買いに行った)。そんな言い伝え自体結構マイナーだと思うし、こんな寒い日にわざわざ出かける人もそうはいまい、とたかをくくっていた。が、水天宮は妊婦とその旦那とその親のコラボで芋を洗うような賑わいだった。

急な階段を上ると、こっちは受付、こっちが受け渡し、でこっちがご祈祷の待合の列で・・・と言う感じで警備員が誘導するほどの混雑振り。ただの迷信だとはいえ、未だに迷信を信じたくなるほど、お産というのは不安で一杯だということなんだろう。目当てのお守りとハラオビを買った。(3000円)。聞くとお祈りはそれとは別料金だとのこと。せっかく来たし今年は前厄だし拝んでもらおうか、という感じで別料金の祈祷料を支払う。(3000円)。お祈りみたいな値段のつけがたいサービスが定額制だと妙に親切に思える。(実は3000円って高いんだけど)。たぶん値段がついてないと、相場はいくらなんだろう・・・とか余計に迷うに違いない。

ということで、無事にハラオビとお祈りという二つの目的を達することができたんだけど、この寒空に正味1時間以上も立ちっぱなしで並ばされて、正直妊婦の体にはよくないことしてるよなあ、という印象。

あと、奥様の親友のさやちんと水天宮でばったり遭遇。

その後、人形町方面の甘味処「初音」でしるこを食す。銘店らしい。ちなみにこの店ではしるこが2種類(こしあんつぶあん)そのほかにぜんざい(より汁気が少ない)があるそうだ。つぶあんのしるこをぜんざいというのかと思っていた。味は・・・ちょっと甘すぎた。まあ、今日のような寒い日にはぴったり。