今日のコース

永福-(中央道)-国立府中(高速渋滞のため)(9:50-10:50)
国立-(R20)-青梅-(R411)-とちより亭(10:50-13:00)
奥多摩湖-柳沢峠-勝沼(14:00-16:00)
勝沼-恵林寺-石和温泉(16:00-17:30)
甲府-(R20)-大月-(中央道、首都高)-外苑前-飯田橋(肉屋)(17:30-20:30)

走行距離300キロ






軍畑大橋。目に染み入る緑。



去年と同様、湖の少し手前から山道をどんどん登っていき、とちより亭にて昼食。そばは別にうまいわけじゃないけど、それを補うくらいに付出しの刺身こんにゃくがうまい。天ざるにすると、うまい野菜天もいただける。辿り着くまでのでこぼこの山道が雰囲気を出してくれる。店の脇にリスの巣箱がある。今年もりすはいなかった。

今年は湖を通り越して、柳沢峠から乙女高原を目指す。そのために早起きもした。昼飯を食べ終わってもまだ2時前だ。奇跡的に早い。が、通り過ぎるはずだった奥多摩湖にて、ドラム缶橋を発見。しかも人がわたっている。去年は渡れなかったので今年こそと、思わず停車。

ドラム缶、ドラム缶、と期待しつつ降りてみると、実はドラム缶ではなくでっかいポリ容器みたいな浮き輪で両側を支えた鉄の桟橋みたいなやつだった。なーんだ。それでも鉄板同士の間が揺れ動くようにできていてぶよぶよして面白いふみ心地。

ドラム缶の上を渡る風雲たけし城のようなスリルは味わえなかったものの、そこそこの満足感を得る。


湖を越えたR411はくねくねと山道を織り成す。途中で高速ロードスターに道を譲った(そして一瞬にして消え去った)以外は、ほとんど車もいない。道の脇にはコレが多摩川か!!と驚いてしまうくらい細くてささやかな小川が流れている。きれいな染井吉野が今頃になって満開だった。随分高いところに上っていることを認識。

その道の果てに柳沢峠。そこからは雄大な富士山に沈む夕日が・・・。のはずだった。が、この日は晴れてはいても遠くがかすむ微妙な天気でその峠からは近場の山の稜線を入るのがやっとだった。それでも僕にすればいい方だ。しかも時間帯的にぜんぜん夕日には早いし。計画失敗の予感。

しかし、すすきは元気に生えているし、周りは全部針葉樹だし、まるで厳冬の地の秋の光景のよう。4月末の30度を越す一日ということを忘れさせてくれる。自然って偉大。

夕陽には早かったが、ここまで来るのに結構時間がかかった。(昼飯から2時間弱)。この分じゃこれから乙女高原に登るは無謀か。それで、近くの武田信玄の寺でお茶を濁すことにした。恵林寺と書いてエリンジと読むらしい。ナビにケイリンジと入力して検索して、えらく手間取った。

立派な山門を入ると、随分古ぼけた高床の建物がある。両脇に句が刻まれており、読むと「心頭を滅却すれば火もまた涼し」という有名な句だった。思わず国獲り物語の信長の甲州攻めを思い出した。そうか、信長に靡かなかった高名な坊さんがどこかに閉じ込められて焼かれたというのはこの門だったのかと気づく。そう言われると今でも血なまぐさい雰囲気が濃厚な感じ。

閉門時間を過ぎていて、中の庭なんかは見れなかったけど、関東(じゃないか)のお寺にしては静かに佇める良い場所でした。しかし、何かにつけて信玄って名前付ける観光地のセンスにがっくり。


帰りは大月から下道が混んできたので、中央道でスイスイ帰った。いつもこんなに空いてるといいのに。晩飯は飯田橋のKentasで肉を。
帰ってタイガー&ドラゴンを見て寝た。タイガータイガーじれっタイガー・・・