神田川源流を辿る

自宅-(チャリ)-井の頭公園-(チャリ)-自宅

所要時間:1.5時間
旅というか散歩?

家の裏は神田川が流れている。毎日下高井戸の駅に向かう時はこの川沿いの道を歩く。道沿いには大きなケヤキの並木が立ち並び最近はケヤキの花だか実だかわからない小さな粒粒がスーツに降ってくる。

流れる水は濁っている。なのに鯉が丸々太って泳いでいる。時々カモやサギもやってくる。汚らしくとも生態系は機能しているのかもしれない。

どこから流れてきているのか、前から気になっていたのででかけた。

この川は両岸が遊歩道として整備されていて自転車も走りやすい。昔葛西にすんでいたころ同じように江戸川がどっから流れてきたのか知りたくて、堤防をひたすら走ったことがある。いけどもいけども殺伐とした河川敷は無意味に広いままで、向かい風がきついし、電車の線路に行く手を阻まれるので、あえなく断念した苦い思い出があった。あのときに比べると同じ川べりとは思えない。必ず左右どちらかに遊歩道がついている上、道沿いにの景色も公園やグラウンドが多いので静かにのんびりした時間をすごせる。

途中環八の信号を渡り、井の頭線三鷹台駅でいきなり左右とも歩道がなくなるが、駅の向こうからまた復活している。三鷹台の駅を超えると井の頭公園の雰囲気が漂ってくる。

三鷹台駅付近の案内図。ヤモリ付き。

このあたりになると、両岸がコンクリートから石垣に変わって、川というより公園の一部のような感じ。

そして、井の頭公園駅の先の高架をくぐっると公園のでっかい池でボートに乗ったカップルが見えてくる。ここが、神田川の始まりだという。

なんか石碑がある。左の滝見たいのが神田川源流。
なんともあっけなし。

源流だけにみずみずしい流れ。

たて看板も発見。


一級河川の源流だけにごつごつした岩場の冷たい湧き水か何かを期待していたが、やっぱりここは三鷹市。無理があった。それにしてもこの公園は居心地がいい。今まで吉祥寺側からしか来たことなかったので、こんなところまで来なかった。

かなりしょぼい源流だったが、さすがに上流は予想以上にきれいな水だった。水草が生き生きとした緑色だし、水もすんでいる。なのにうちの近所は濁ってるし、水もよどんでいる。どの辺から汚くなるのだろう。何故汚くなるのだろう。


帰りはそればっかり考えていた。
永福までの神田川はほぼ井の頭線に沿って流れる。

の順。

久我山駅付近。まだきれい。川幅をかなり狭く抑えている

高井戸駅付近。透明度が少し怪しくなっている。けど水草の緑は鮮やか。水際に土が多少あり草も生えている。


我が家の近く。10センチ先がみえるかどうかの透明度。まさにどぶ川だ。水は淀みきっている。こんなところで鯉が生きられること自体が驚き。川幅は広く水際に草の生える間もない。


うーん、何でこんなさが出てしまうんだろう。杉並区に聞いてみよう。