土岐麻子
昨日いいなあ、と書いて、今日久々にホームページを見たら、リニューアルされて本格的になっていた。
ドメインとっちゃったりして。Flashとかつかっちゃって。で、Weekend Shuffleのライナノーツとかが見れて面白かった。
http://www.tokiasako.com/release-sp/index.html
読んですごく共感したのが、俺たちひょうきん族のイメージ。そうそう、このアルバムの2曲はひょうきん族のエンディングテーマだったなあ。確かに小学生の頃にひょうきん族を見るのは、ちょっとした冒険だったし、大人の世界を垣間見ている気になれた。それで、なんとなく都会というイメージに憧れた。土岐麻子は代々木公園の近くの商店街の中でそれを思い、僕は五島列島の果てでそう思ったのか。このアルバムを聞いた時の懐かしいワクワク感は、ひょうきん族の思い出だったんだな、と妙に会得した。
EPOのDOWNTOWNで歌われている街はどこなのだろう。80年代の後半。アークヒルズが開業した当時の六本木あたりだろうか?土岐麻子は
大人になってみても歌われているようなDOWNTOWNはなかった。それは当時の時代の中にだけあったのではないか
みたいな事を書いているけど、僕は大阪や東京に出てきて、「ああ、ここがDOWNTOWNかも」という印象を持ったように思う。それは心斎橋の三角公園のあたりだったり、下北の人ごみであったり、渋谷の公園通りのあたりだったりした。そこが、育った場所の違いかもしれない。でも、確かにひょうきん族の頃の大人のような、無邪気な高揚感みたいなものは感じなかった。大学の頃も会社に入ってからもお金はなかったし。不況だったし。
だから、「当時の浮かれた気分」に憧れたこのアルバムには、すごくひかれる。やっぱり土岐麻子すごい。最後の曲なんて宮沢りえのヴィッツのコマーシャルで流れてたのが気に入ったので、そのまま歌ったとか書いてある。そういう開けっぴろげなところが失われないように、この人にはあんまりブレークしないままでいてほしいなあ。
- アーティスト: 土岐麻子
- 出版社/メーカー: LD&K
- 発売日: 2006/12/06
- メディア: CD
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