戦場ヶ原の旅

今週は蒸し暑かった。土日ともゆっくりできる週末は久々なので、蒸し暑さを凌ぎに奥日光へ。

DSCF3815
DSCF3815 posted by (C)ryos_cafe


日光の先、いろは坂を越えた中禅寺湖の、さらに奥地にある戦場ヶ原湿原に行ってみた。ちょうど2年前の6月にも出かけて、涼しくて気持ちよかった記憶がある。

ゴミ出ししたり、布団干したりとりこんだりしてたので、家を出たのが11時前。環八が込んでたりして、さらに時間がかかって、いろはざかをのぼりきったのは1時過ぎ。

明智平いろは坂のほぼ頂上。うほ。かなり涼しい。
DSCF3767
DSCF3767 posted by (C)ryos_cafe

ここから男体山が見えるらしいが、霧の中。
DSCF3764
DSCF3764 posted by (C)ryos_cafe

赤とんぼらしきとんぼがちらほら。
DSCF3770
DSCF3770 posted by (C)ryos_cafe

坂を下って中禅寺湖に出たところで昼ごはん。どの店も人も建物も随分年季が入っていて、あまり活気がありそうに見えない。適当に蕎麦屋を見つけて入る。

初夏のもみじほど美しいものはない。
DSCF3785
DSCF3785 posted by (C)ryos_cafe

天ぷらそばとわらびもちを食す。
DSCF3782
DSCF3782 posted by (C)ryos_cafe

で、中禅寺湖の周りを走る日本ロマンチック街道とかいう道を通る。この街道沿いに、小説ハゲタカのモデルになっている(と勝手に想像している)中禅寺湖金屋ホテルがある。中禅寺湖といえば、白鳥のペダルボートや遊覧船が行き交う鄙びた湖というイメージがあるけど、この金屋ホテルのあたりは、小説に出てくる通り、ヨーロッパの雰囲気がどことなく感じられて「避暑地」という名前がしっくりくる。


そして、そこから峠を一つ越えれば戦場ヶ原。
赤沼の駐車場へ。

DSCF3796
DSCF3796 posted by (C)ryos_cafe

ここからなら見事な男体山が見える。
DSCF3799
DSCF3799 posted by (C)ryos_cafe

標高1200メートル以上ということもあって、空気は澄んでいるし、からっと乾いていて、どちらかというとひんやりするくらいだった。遥夏チンもさぞかし喜んでるかと思いきや。道端の草を引っこ抜くのに精一杯だった。
DSCF3802
DSCF3802 posted by (C)ryos_cafe

何かわからない黄色の花畑。
DSCF3804
DSCF3804 posted by (C)ryos_cafe

国道沿いの道をちょっと入るともうそこは野生の王国
DSCF3805
DSCF3805 posted by (C)ryos_cafe

静かに流れる川のほとりに遊歩道が続いている。リバーランズスルーイットの世界。
DSCF3809
DSCF3809 posted by (C)ryos_cafe

午前中に雨が降ったので緑が濃い。
DSCF3811
DSCF3811 posted by (C)ryos_cafe

湿原が徐々に乾燥して高原化しているらしく、いろいろと手を打っているという。
DSCF3812
DSCF3812 posted by (C)ryos_cafe

戦場ヶ原と鹿

しかし、それにしても鹿がいない。

2年前にきた時はとにかく川の向こう側に鹿を見かけることが多くて、野生の鹿をこんなにたくさん見たのははじめてだったので、たいそう驚いたんだけど。

遥夏ちんに野生の鹿を見せたいな、という思いも強かっただけに残念。

結局今回は一匹も見なかった。季節も同じ。時間帯もほとんど同じなのにおかしい。
途中でガイドらしき人に「鹿はいないんですか」と聞いたら「最近は見なくなった・・・」となにやら意味深な返答が帰ってきた。


帰って調べてみると、どうやら近年鹿が増えてきたことで、湿原が荒れはじめていたらしい。(草を食べ過ぎたり、白樺の木をぼろぼろにしたり)。で、鹿が入ってこないような柵を作ったり仕掛けを作ったりして、なんとか湿原を守ろうとしているという。湿原の幻想的な雰囲気と野生の鹿を両方味わえるというのは、たまに来る観光客にとってはうれしい限りなんだけど、植物の環境としてはあまり歓迎されていなくて、むしろ厄介者扱いされているということらしい。日光の人里に下りてくる野生のサルと似たようなものだろうか。

ということで、今回は鹿に会えず。

そのあと餃子の町宇都宮で餃子を食べて帰ってきた。餃子の町はJazzの町でもあるらしい。
DSCF3819
DSCF3819 posted by (C)ryos_cafe

なんだかんだで往復400キロ近く。