首都高中央環状新宿線通ってみた
去年の12月に新宿ー池袋間が開通したので、正月に奥さんの実家に帰る時に通ってみた。
このあたりのレポートで紹介されているように最新のトンネル技術と道路管理技術を結集したハイテク道路らしい、と言う触れ込み。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2007/12/20/tunnel/index.html
期待は高まる。
1/1 行き(新宿→池袋)
高井戸方面から新宿の手前、初台のあたりで分岐。山手通りの地下深くまでもぐっていく。
めちゃくちゃすいてる。
新しい道を貸切状態。池袋まで5分とかからずに到着する感じ。こりゃいいや。
新宿線からの分岐と最後の池袋の合流の部分が1車線に狭まっているのをみて、若干不安な気分になるけど、まあガラガラだから気にしない。
新しい道だし、空いてるし、ハイテクだろうとなんだろうととにかく走りやすかったです。
1/2 帰り(池袋→新宿)
実家に一泊して二日に帰宅。午後4時ごろの首都高はいつもどおり混んでいる。三郷JC→竹橋まで断続渋滞15キロ・2時間とかいうとんでもないノロノロ運転。
いままではこの恐怖の首都高渋滞と付き合うか、加平で降りて環七をぐるっと回って帰るかしかなかったわけだけど、今日からは中央環状線があるぞ、小菅からスイスイラクチンに帰れるぞ、と期待していた。
んだけど、行きにあれだけがらがらだった新宿→池袋間が、逆方向の池袋→新宿になると、もうめちゃくちゃ混んでる。全長7キロ弱らしいんだけど、ゆうに1時間30分はかかったよ。
新しい道路できて、今までにない渋滞が増えるってこれいかに。しかも三郷→竹橋の渋滞時間を見ると、既存路線の渋滞が緩和されているわけでもない様子。どうなってんだろう。
新路線の滑り出しは、いまひとつということか。
ボトルネックを解消して欲しい
原因は恐らく初台の合流に時間がかかっていること。4号新宿線に入って幡ヶ谷の出口を越えたあたりから渋滞は解消されている。初台の合流部分の構造(合流車線の数・長さ)ではどうがんばっても1分で数台しか通過することができないだろう。出口がふんづまっているということは、全体のスループットがそこで制約されるわけだから、新しい環状線全体のスループットは1分に数台ということになる。
高速運転でかつ安全を確保できる合流のしくみを設計するのが難しいというのはよくわかる。しかも都市部で土地が限られていて、資金も抑制しないといけないわけだから、なおのこと合流の設計は難しいんだろうとは思う。が、首都高の渋滞の原因の多くは合流部分にあることも事実。路線を増やすのと同時にスムーズな合流を可能にする仕組みの研究も進めて欲しいなあ。
「ザ・ゴール」にあるように、ボトルネックのスループットが全体のスループットを制約することくらいはわかるはず。
「10年後に渋滞ゼロを目指す」と言う目標はまだまだみちのりがけわしそうだよ。
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