企業はSaaS導入に消極的?

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/03/04/037/index.html

時が解決してくれる類の話か?

利用意向がない企業にその理由を尋ねたところ、「互換性/システム間移行が難しそうだから」が17.5%で最も多く、「カスタマイズ性に乏しそうだから」が17.0%で続く。「操作性(使い勝手)に懸念」(15.2%)や「セキュリティ面が心配だから」(10.8%)も多い。

「互換性/システム間移行が難しそうだから」ってのは確かにいえる。結局自社の既存システムとうまいこと連携させるには、個別の作りこみが必要になって、金もかかるしメンテの時も大変だし、普通のカスタムSIと差異がなくなってしまう。

既存システムの側にSOAなり何なりの受け口側プロトコルが標準化されてくると話は変わってくるが、まだ数年はかかるんだろう。

「カスタマイズ性に乏しそうだから」ってのは、そもそもカスタマイズなんてしなきゃいいんじゃないか、と言う話かと。みんなと同じやり方にすれば安くなるんだったらそれでいいじゃん。と割り切れるかどうか。

実際、そう割り切ってしまうと、その先にいろんなオプションが広がっていて面白くなる。パッケージにしろSaaSにしろ今の業務プロセスをいかに捨てられるか、という部分が一番の肝でそこでつまづくとベンダーもユーザーも泥沼にはまり込んでしまう。