新婦の父の心境

かなり久々に結婚式に参列。1年ぶりくらいだろうか。

場所は赤坂のホテル。桜坂のあたりの染井吉野が満開だった。カメラを忘れてしまったのが痛恨の極み。携帯カメラだとかなり貧相な写真になってしまう。

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P1000001 posted by (C)ryos_cafe

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今回の主役は、会社の同僚二人。新婦の方とは3年ほど前に一緒に仕事したことがある。新郎とは2年ほど前から近くのチームにいて、一緒のプロジェクトをやることが多かった。二人ともと何かと近くで接することが多い身としてはなかなか因果を感じる結婚式ではあった。

式と披露宴そのものは、定石を踏んだ無難な内容だったんだけど、今回初めて新婦が両親に手紙を読むシーンで感極まってしまって、我ながら驚いた。

なんというか、自分の娘が手紙を読む花嫁になる日が来るんだ、という実感と言うか、自分達が別れの言葉を読まれる当事者になるのか、という気持ちと言うか、そういうものがリアリティを持って迫ってきてしまって。

まだ、2歳半だというのに。今はこんなに無邪気で天真爛漫な我が子も、いつかはきっとこういう日が来るんだ、ということを確信してしまったのかもしれない。ふと周りの席を見ると、ゼロ歳の女の子が産まれたばかりの自分の上司も目頭を抑えていた。いやあ、噂には聞いてたけど、この瞬間は耐えられんだろうな。

トイレ休憩の時に会った新婦の父親の言葉が印象的だった。「娘の結婚式というのが、こんなにもあっけなくすぎていくのかと思うとなんとも言えない気分だ。」