バッファロー、無線LAN対応のデジタルフォトフレームを発表

ログインしてください:日経 xTECH(クロステック)

ついに真打登場。この製品は、液晶パネル、カードリーダー、無線LANチップなど、コモディティ部品の集大成的存在だけに、バッファローやIOデータにとって強みを遺憾なく発揮できるエリアになるはず。

DLNAサーバー機能を備えたNAS内に保存した写真を表示することもできる。インターネットに接続し、写真管理サービス「Picasa」や「Flickr」に保存した写真を表示することも可能。

無線LANでネットに接続してネット上の写真を共有できる」というのが、この製品の一つのキラーコンテンツになりそうだけど、いまだに決定打になる連携ができていない。

一番ベタな使い方としては、孫の写真の共有だと思う。

孫の写真をメモリーカードに詰め込んでこの製品と一緒にプレゼントする、という使い方は、今でもされているようだけど、ネットの写真共有サービスを介して、いつでも最新の孫の日常を共有できるようになる。孫でなくても、単身赴任のお父さん向けにも需要はあるだろう。

そういう使い方を想定すると、今のネットの写真共有サービスだと、限られたユーザー間での写真の共有とかはちょっと面倒くさいし、デジタルフォトフレーム側も誰でも簡単にネットにつなげられるほどにはこなれていない。

製品とネットサービスをパッケージングして、写真を見てほしい人にこの製品を送れば、いつでも自分がアップロードした新しい写真を共有できる、というとてもシンプルなニーズにうまく答えることができれば一気にブレイクするように思う。

で、バッファローとかIOデータとか小回りの聞くベンダーが参入することで、そういったかゆいところへの工夫が、どんどん施されていく気がする。これから楽しみ。