ビアンテのアイドリングストップ

12ヶ月点検でディーラーに行ってみた。引っ越してディーラーが新しくなった後、去年の車検は車を取りに来てもらっていたので、始めての来店。去年名刺だけもらっていた営業担当者は異動でいなくなっていて、新しい営業さんに代わっていた。

点検中暇だったので、ぶらぶら車を眺めていたら色々説明してくれた。ビアンテのシートをいろいろいじくりながら、家族で乗って見ると異様に広い。特に2列目シートを一番後ろまで下げると前方に1メートル近い空間が広がる。「さいこうビアンテ」の「さいこう」は最も広いと言う意味だったことを改めて思い出した。
ボディサイズはアテンザと同じくらいのはずなのに、室内高が比べ物にならないくらい高いのですごい開放感。奥様いわく、座ったときの窓の高さが低いので、子供二人でも外の景色が見れるとのこと。なるほど、ミニバン、すごいな。室内高の高さがこれほどまでにインパクトが大きいとは。

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今までミニバンとか見向きもしなかっただけに、この空間と感覚には正直驚いた。で、営業に言われるがままに試乗してみた。

ビアンテの驚きその2は、アイドリングストップ

ビアンテもアイドリングストップ [MAZDA(マツダ)] All About

試乗して3回目の信号待ちくらいで、営業が「強めにブレーキを踏んでとまってください」と言うので言われるがままにすると、ブレーキを踏んで完全停止した後に、スッとエンジン音が消えた。すげー。信号が変わってブレーキからアクセルに踏みかえるタイミングでグーンとエンジンが再始動。ほんの一瞬でエンジンがかかる。ブレーキから足を離して、アクセル踏むよりも前にエンジンは始動している。ホントすごい。アイドリングストップって、最近出たばかりの技術だし、さすがにいくらかタイムラグあるんだろうと思っていたので、このタイミングのよさには驚いた。この技術があれば、都内のドライブでのストレスが随分緩和されそうな印象を持った。

マツダ、すごいよ。

ただアイドリングストップの発動にはいくらか条件があるらしく、バッテリーに十分な充電がなされていること、室内温度がエアコンの設定温度に近づいていること、ハンドルが切られていないこと、ブレーキがしっかり踏まれていること、とかいろいろと安全の為の条件が設定されているらしい。

バッテリーとオルタネータも普通より負荷がかかるので、それなりの手を打っているとのこと。

パナソニックなど、アイドリングストップ車用バッテリーをマツダの「アクセラ」と「ビアンテ」に採用:NIKKEI NET

惜しむらくは、2リッターのエンジンにしかこの技術が採用されていないところ。ビアンテの車重が1.7トンくらいあるところで、家族4人乗せて2リッターのエンジンだと、正直つらそう。アイドリングストップなしのモデルとの価格差も結構大きい。

が、走りの楽しさや高速での余裕なんて捨て去って(そもそも今でもそんなものは感じていない気もする)、こういう家族を楽しむ為の車に割り切ってしまうのも一案だな、と思った試乗体験だった。