N響のコンサートに行ってきた。

久々だった。前に聞いたときはうまいけど何かくぐもった感じのオケだなあ、という印象だったけど、今回は結構満腹感もあってよかった。そういえば総監督がいつの間にかデュトワ先生から、アシュケナージになっていてがっかり。ただ、この音の広がり間はデュトワ路線の結果かな?モーツァルトとかもっと弦の音が立ってるとぞくぞくしていいのになあ。うまいだけに残念。あの残響のないホールのせいだろうか?ケチってD席にしたからだろうか・・・。
2曲目のラッパのソロは後半荒れてきたけど音色が好きで学生時代に隣で聞いてたラッパのレッスンを思い出した。よく通る音だった。

休みの日の演奏会は、昼間だし、なんだかやるほうも聞くほうものんびりしていて新鮮だった。入り口でちらしを山のようにもらったけど、何か3月とか面白そうな演目がたくさんある。しばらく見ていてなかったからだろうか。今回のように前日とかにチケット取れるんだったらもっと行ってみてもいいかも。

帰りにタワーに寄ったら、これまた久々だったのでいろいろ目移りして困った。買っても聞かない・・・という反省に基づいて今回は本当に欲しいものを厳選した。厳しい競争を勝ち抜いたのはベルリオーズ:幻想交響曲。 佐渡裕の幻想! 2002年の伝説のライブ版だそうだ。この人がパリ管の18番の幻想をやってのけたってのは、結構夢があってうれしくなる。いつまでも荒削りでエネルギッシュなだけが取り柄、と思ってたら大間違いかもしれない。佐渡さんのコンサートも久々に行ってみたくなった。

もう一枚は奥様とまだ見ぬお子様のために心休まるヴァイオリン小品集。諏訪内晶子五嶋みどりかなやんだあげく、迷わんでもどっちも無難や!と気づいて五嶋みどりをチョイス。マーラーとかベルリオーズとか聞かせて、情緒不安定で内向的な赤ちゃんが産まれても困るので、つまんないけど産まれるまでは刺激の少ない精神的に安定した曲を聞かせねば。産まれた後はたっぷりと情緒不安定系の音をすりこんでやるから・・・待ってろって。


で、惜しくも落選したのはラトルのマラ8マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」、それからクラシックじゃなくてJazztronicのJAZZTRONICA!!。機会と金に余裕があれば買おう。