実は先週から他社の面接を受けている。月曜日に一次面接だった。自社の評価なんていつもなあなあで、お互いぬるま湯に安住していて、このところ自分を評価される機会なんてそうなかったから、たまにこういう機会を持つと実が引き締まる。

で、面接に出てきた人がなかなか魅力的で有意義だった。

自社のサービスを提供する際に、

  • 他社より単価が高い
  • 求められている成果は単価の安い他社でも供給できる

と言う状況下で、自社の価値をどう伝えたら厳しいお客さんに納得してもらえるのだろうか、といった事を聞かれた。

ぶつぶつとこちらの思うところを答えた挙句、正直理詰めじゃ難しいよねえ、とかいう話をしていたら、「大事なのはお客さんと同じ土俵で戦わないことだよね」と。これは「論点をはぐらかせ」とか言う意味ではなく「自分たちが提供する価値はお客様が持っていない部分じゃないといけない」って意味らしい。

確かに言えてる。もっと高い価値を提供してよって言われると、お客さんの業務知識だとか業界動向だとかそっち系のいかにも受けのいい方面で勝負しようっていうパターンに陥りがち。でも業務ノウハウでお客様にかなうと思うなってこと。それで飯食ってる人にはかなわないよね、と。そっちで攻めちゃいつまで経っても満足度は上がらない。あくまで自分たちの強みはお客さんが持っていない何かじゃないといけない。それを忘れていた気がした。
そういえば学生時代に受けたとある会社の面接でも同じ事いわれた気がしたなあ。落ちたけど。

今回は次に呼ばれた。次は月曜日。今度はどんな収穫があることやら。