@ITの辞典によると「コモディティ化」についてこう書いてある。(しかしこの辞典は非常にうまいこと要約されている。一日自分で考えてみて考えてみて初めてその難しさがわかった)

例えば製造業において、ある特別の技術を持つ1社だけが製造できる製品があったとする。やがて製造技術の普及、他社製品の機能向上、あるいは製品の規格化/標準化/モジュール化などによって、多くの会社で製造可能となると、機能や品質の面で差のない製品が市場に多数、投入されることになる。

コモディティ化が進展するプロセスとして

  1. 製造技術の普及
  2. 他社製品の機能向上
  3. 製品の規格化/標準化/モジュール化

の3つを例示している。

これら(特に1と3)が別々に書かれているけど、どういう関係なのかピンと来ない。
1と2は原因と結果の関係といえる。同質の製品サービスを提供する競合がいないとそもそも競争市場足り得ない(=>コモディティ化が起き得ない)からこれは納得。3はどうか?なんとなくはわかる。こういうことか。

  • 規格化やモジュール化が進む

  • 部品単位での市場参入の道が開ける
    • 部品に特化した強みを持つ企業が市場参入する
      • 部品ごとに特化したそれぞれの企業が最適化、効率化を進める

  • 部品市場が登場し、それら組み合わせるだけで最終製品を提供できるようになる
    • 資本や技術力の少ない新興勢力でも部品の調達や市場参入できる(プレイヤーが増える)


多くの会社が製造可能となる

機能や品質の面で差のない製品が市場に多数、投入される

うーん、どうなんだろう。1.2.が○でも3.が×ならコモディティ化し得ない気もするんだけど、どうなんだろう。