奥多摩の旅

勉強会の合宿で奥多摩へ。この地には過去3度ほど足を運んでいるけど、1泊してゆっくり過ごすのは初めて。

意外と快適だった宿

奥多摩の宿泊施設を調べると、たいてい見た目がしょぼい、というかつくりが古いのでまず驚く。今回訪ねた宿も見た目はかなりイタイ感じだった。あまりの雰囲気のよさにメンバー一同は顔を見合わせ「探偵ナイトスクープ」の桂小枝の気分で「パラダイス発見!」と叫んだ。

DSCF0872
DSCF0872 posted from フォト蔵

が、中に入ってみると結構普通で、川沿いに大きくとられた窓から近くの滝の音や川向の緑が差し込んで予想以上の風情。

DSCF0875
DSCF0875 posted from フォト蔵

何だ普通ジャン、という感じ。旅館のおばさんも、こちらが団体だったと言うこともあって「好きに騒いでください」的なノリでとても過ごしやすかった。飲み物の持ち込みも黙認というか「コップはこれを使ってね」とかいってむしろ協力してくれていた。団体旅行に使うなら全然問題ない。というか箱根あたりの変に堅苦しい旅館よりも数段バリューを感じた。

夜通し語らった後の御岳神社は爽快

今回の合宿のテーマは、約7年続いた勉強会の中間決算と再定義。そもそものミッション・ゴールは何か、自分達の強みは何なのかについて、喧々諤々の議論の末、珍しいことに一つのアウトプットを纏め上げられた。奇跡。

で、翌朝無理やり起されて多摩川散策アンド御岳神社参拝。
そういえば、勉強会の合宿では、たいてい2日目に近所の高いところに上ってやいのやいの騒いでいる。今回もケーブルカーがあったので迷わず出発。

DSCF0899
DSCF0899 posted from フォト蔵

御岳登山鉄道といういかめしい名前のケーブルカー。正体は京王電鉄の関連会社らしい。今回初めて知ったんだけど、ケーブルカーって言うのはたった1本のケーブルで引っ張り上げられているらしい。頂上に滑車があって、それを中心に2台のケーブルカーがつながっている。ケーブルの長さは一定なので1台が下がれば(ひもが引っ張られると)、もう1台は上に上がる。エレベータに似た無茶苦茶単純な原理だ。なので、上下の中間地点で必ず2台がすれ違う。力学を利用したこんなにシンプルな設計でよくもハイテクな電車が動くものだと感心した。


御岳神社へは、ケーブルカーに5分乗った後に200メートルくらいの短いリフトにのって、その後30分ほど山を超え谷を超えして、さらに山を登ってたどり着く。日差しも照りつけてかなり汗書いて気持ちよかった。途中には、立派なわらぶき屋根の母屋もある。一瞬佐賀県にいるのかと目を疑った。

DSCF0902
DSCF0902 posted from フォト蔵

ゆっくり歩いて往復1時間あまり。ベビーカーではつらいけど、普段の運動不足の身にはちょうどいい気分転換になった。