http://www.asahi.com/business/update/0829/146.html

なんともがっくりな結末。山師的なM&Aから普通の経営上の選択肢としてのM&Aに移行できるかどうかの試金石だったと思っていたけど。製紙業界ってのは景気の浮沈が少ないので、MAで肝になるキャッシュフローの見積もりがやりやすい業種だったらしい(また聞き)。なので、理屈でいくと王子のチャレンジは至極まっとうで、正攻法MAだったそうだ。たしかに王子の姿勢には威風堂々と大手門から敵城をノックするような雰囲気があった。だけど結局は賛同が得られなかった。

これを、欧米流のやり口をそのまま受け入れないぞという大和魂終結した結果、と見るか、単に昔のようにぬるい持ち合いでその場をしのいだ、と見るか。後者でないことを祈りたい。

次の正攻法MAにはぜひ成功して欲しいなあ。