「男おやつ」が常識に


「男おやつ」が常識に - ITmedia NEWS

 ビジネスマンが勤務中におやつを食べる「男おやつ」が常識に――江崎グリコは9月8日、首都圏で働く男性1000人を対象にした、おやつに関する調査結果を発表した。

さもありなん結果に。しかし「よく食べる」が半数越えというのはちょっと多すぎる気が。ガムとかタブレットをお菓子と定義してるせいか。(そんなもんはお菓子じゃない)。たしかにSEというのはよくお菓子を食べている。会社の机の上にお菓子を常備する光景ってのは、つい数年前までは「公私の区別がなくてだらしない」とか言われたりした(自分にも経験あり)けど、急速に許容されてきたということだろうか。

仕事におけるお菓子の効用と言うのは小さくない。こちらが切り出しにくい議題や意見が出にくい議題のミーティングとかで、最初にお菓子を配ったりお菓子ボックスを配置したりすると、なかなか雰囲気が和んでよろしい。あと、これは相手を選ぶ必要があるけど、発言するのに勇気が必要な場面とかでお菓子をバリバリ食べながら話したり聞いたりすると、必ず滑稽な感じになって意外に受ける。僕はこの手を何度か使っている。

こういう手が通用するのは、「お菓子を食べる」という行為が、ビジネスの殺伐とした格式と正反対のところに位置づけられてるからだと思う。とても私的で楽しみに満ちた行為だからだと思う。その「お菓子を食べる」がオフィスで普通に一般化してしまうと、ミーティングにおけるお菓子の効用は薄れてしまいそうだ。