ららぽーと豊洲

豊洲のララポートに行ってみた。
平日だし結構空いてた。一階の海沿いに広がる公園はかなりよかった。昔の石川島播磨の造船ドッグの跡地を生かして船着場になっている。犬も走り回れるくらい広々としていてよい。個人的には運河の向かい側にある小野田セメントの雑然とした工場と船着場の雰囲気が印象的だった。田舎の海辺の工場って言うのはどれもあんな感じだ。田舎に限らずそうだということがわかった。豊洲がもっと再開発されちゃうときっと見れなくなる風景なんだろう。

外の広場に限らず、通路沿いにベンチがたくさんあったり、ショップの中に子供の遊びスペースがあったりして、子供が楽しめるような場所を、という思いがすごく伝わってきた。コムサイズムの中に良くある子供の遊び場が、どの店にもあるような感じ。

昼飯を3階の中華料理の店で食べたけど、あまり感動はなかった。隣の万豚記に行ったほうが良かったかも。

あと、お店の品揃えとして、船橋ららぽーとと比べるとちょっと違和感あり。東京という理由からか、どの店も高価格帯のものを中心においている気がした。in the roomでさえ、ベッドは10万円〜見たいな感じ。1Fのアクタスと同じ価格帯。おいおい君はマルイだろ、と。
鶴橋風月もなんかかっこつけて高価格帯の鉄板焼屋として出店してるし、サンマルクカフェでさえ、コーヒーが100円増しになっていた。ここは表参道か六本木か。ここ豊洲なんだけどな。江東区の。
ヨーカドーとかジャスコとかしのぎを削ってる感じの。


船橋ららぽーとの雰囲気(テナントとか価格帯とか)をそのまま豊洲に持ってくることはできたはず。が、今回はあえてそれをしなかったということ。ショッピングモールとして更なる成長のために、高所得者層を狙ったと言うことのように思う。つまり、ららぽーと豊洲に居を構えつつも、豊洲近辺の住人はあまりあてにしてないのではないか。彼らのターゲットは港区・目黒区・渋谷区あたりの「金持ちなのに買い物難民」な人々なのかもしれない。さらに「ららぽーとくんだりまで行くなんて・・・」という周囲の嘲笑を気にしてなかなか足が向かない彼らに対して、「子供をキッザニアに連れて行きたいから、しかたなくね」という見事な言い訳を用意しているということのように思える。(キッザニアはドゥスポーツとも置き換えられる)。なかなか用意周到だ。
この路線、吉と出るか見物したいと思う。

というわけで、我が家が東雲のジャスコに入り浸る生活は変えられなさそう。