1才の子供と行く湯布院→阿蘇→高千穂、九州の旅(1/3)

2泊3日、11月の秋の九州を(半分)縦断する旅に出ました。その記録。その一

初日

羽田→大分空港→日出(城下かれい)→やまなみハイウェイ→湯布院(泊)

いきなり寝坊した。

7時00分に下高井戸から電車に乗る予定なのに、起きたら6時30分を過ぎている。しかも旅の準備を前日に完了させていない。「急げー!」との大号令でとりあえず荷物をまとめて、家族三人ぜえぜえしながら、駅に到着。何とか1本遅れの電車に間に合った。新宿からリムジンバスで羽田に着くと、案外時間が余っていて一安心。道が空いていて良かった。しかし、ひやひやの幕開け。スタートからハプニング旅行かよ。

DSCF2200
DSCF2200 posted from フォト蔵
遥夏チン二度目の羽田空港。寝ぼけてふらふら。

城下かれいを食す

大分空港でレンタカーを借りる。今回はいつものコンパクトカーからワンステップ上げてサニーだ。日産サニー。今はなき名車。レンタカーやまで行く途中にホバークラフトを見た。船なのに陸の上にいた。その後轟音を轟かせて海のほうに走っていった。すげー。今度はあれに乗りたい。

ホバークラフトは我慢して、サニーで海沿いを走る。幸い天気は晴れ。珍しい。まずは、日出という地区へ。ここでうまいかれいが食べられると聞いてお店を予約しておいた。城下かれいという名前で、まこがれいのことらしい。5月に城下かれい祭りというのが模様されて、関あじ関さばと並んで知名度が上がって着ている品らしい。

DSCF2220
DSCF2220 posted from フォト蔵
江口という店。魚屋と兼業しているらしい。

かれいなんて、子持ちのやつを煮付けたものか、から揚げくらいしかしらんかった。が、ここのかれいはちょっと違う。かれいというより、こりゃひらめじゃ。

DSCF2213
DSCF2213 posted from フォト蔵
さしみ。かなりしっかりとした歯ごたえ。ふぐのよう。キモもエンガワも付く。うめー。

DSCF2218
DSCF2218 posted from フォト蔵
寿司。キモと紅葉おろしで。こりゃうめー。

どれもうまうまの逸品なのです。それなりに値段が張るけど、こりゃうめーなのです。大分恐るべし。店は要予約。

やまなみハイウエーで別府から湯布院へ

お昼を豪勢に済ませて、一路由布院へ。大分と言えば別府とか大分市街も魅力的なんだけど、今回は時間がないのでパス。日出から高速に乗って別府ICで下車。といっても別府温泉はみずに、そのままやまなみハイウエーにのる。乗るといっても無料の普通の道路。IC付近は海に近いんだけど、そこからいきなり山登り道路になっている。この突然のギャップが九州のいいところ。海沿いを走ってるつもりで、しばらくするとすぐに山道になる。平野と言うものがない。関東育ちの奥様にはそれが不思議でしょうがない様子だった。

しばらく橋って城島高原を抜けると由布岳が見えてくる。由布院のシンボル由布岳。ちょうど五島の鬼岳に似ている。規模が違うが。

DSCF2225
DSCF2225 posted from フォト蔵
由布岳に到着。すっかり秋。

DSCF2229
DSCF2229 posted from フォト蔵
草原に昼間の太陽が照り付けて輝いている。

外に出るとすごい風。山の上の吹きっさらしということもあって、天気はいいけど、11月の風はさすがに寒い。

DSCF2246
DSCF2246 posted from フォト蔵
しばらく走ると、これまた湯布院のシンボル狭霧台展望所。

DSCF2236
DSCF2236 posted from フォト蔵
あー、パンフレットと同じだー。といえるスポットではある。が、それだけ。

由布院のまちなみ

旅館に車を止めてしばらく由布院の街中を見物。ふむふむ、確かに風情のあるお土産屋さんが軒を連ねている感じ。ちょうど嵐山あたりのイメージか。道行く人は平日だからか、団体のおじちゃんおばちゃんが多かった。観光地なので道行く人に風情はない。

DSCF2254
DSCF2254 posted from フォト蔵
紅葉も絵に書いたように美しい。が、それだけ。

「この街の魅力はお土産屋どおりの外にあるらしい。」という情報を聞いていたので、そっちを中心に回ってみた。ちなみにその「この街の魅力はお土産屋どおりの外にあるらしい。」という情報はここでゲットしました。湯布院ドットコムこの日は特別に寒かったらしく、前日までの暖かい陽気が去って急に寒気がやってきた、と皆口々に言うほど寒い日だった。けど、畑のあぜ道を歩いて散歩するのはなかなか楽しかった。それは由布院を味わうと言うよりも、普通の田舎を味わっている感じ。普通の田舎なら、別に湯布院くんだりまで来なくても見つかるだろうけど、遠い旅先でこうして田舎を歩くっていうのとは、その味わい方が違う。例えば千葉あたりの田舎の畑に行ったとしても、こうしてのんびりとはできないだろう。由布院の田舎ぶりはなんとなくのんびりしている。観光で食っている町だというせいもあるかもしれない。繁華街から歩いて数分でいけるというのも良い。よそ者が田舎振りを味わうために散策するには、とっても居心地がいい田舎だった。


DSCF2261
DSCF2261 posted from フォト蔵
金燐湖に向かう道を一歩それた川沿いのあぜ道。

DSCF2271
DSCF2271 posted from フォト蔵
収穫が終わった田んぼ。


DSCF2277
DSCF2277 posted from フォト蔵
家族で記念写真。いい記念になる。

なか屋に泊まる

宿はなか屋というところ。女将さんの愛想が良かった。遥夏チンがいるとどこでも場が和んでよい。子はいろいろな人々のかすがいだ。
DSCF2285
DSCF2285 posted from フォト蔵
いたって普通の旅館。

DSCF2315
DSCF2315 posted from フォト蔵
窓に写る緑は鮮やか。

温泉は露天も付いて快適。ご飯もうまい。設備もきれい。とりたてて特筆すべき特徴はないけど、小奇麗で気分良く泊まれる旅館。生まれて初めて旅館の家族風呂に入る。

翌朝、期待していた朝霧はほとんど出ていなかったが、早朝に散歩してみた。まず、宿の前の川から湯気が出ている。

DSCF2301
DSCF2301 posted from フォト蔵
ちょびっと霧がかかる由布岳


DSCF2302
DSCF2302 posted from フォト蔵
温泉が川に流れ込んでいるせいらしい。

DSCF2306
DSCF2306 posted from フォト蔵
金燐湖に向かう道沿いもこんなにきれい。人が少ないとなんともいい雰囲気じゃないか。


日出のかれいと由布院の田舎に大分の魅力を満喫した一日目でした。