最近のPCを買えば静かなPCになるのだろうか

うちのPCは3年ほど前に友人に部品を寄せ集めて作ってもらった代物。当時はそこそこ新しいパーツの組み合わせだったんだけど(Celeron2.0GHz,1GB)、最近騒音とパフォーマンスにちょっと不満が出てきている。

Silentecとかいうファンのコントロールソフトを設定しているのではじめは静かなんけど、すぐにCPUの温度が上がってウィーーンと頼もしくない音が響いてくる。どうやらCPUの型が古いのと、ケース(ケースだけは8年前に買ったFaithのPCのものを流用していた)が古くて、エアフローがなんたら・・と件の友人は言っていた。正直いまいち言ってる内容がわからん。

あと、PhotocinemaのDVDへの書き出しとか今まであんまりやってなかったことをやろうとすると、異様に時間がかかってかなわん。これだけのマシンで未だに一晩かかる仕事があるのか、と驚いた。最新のH/Wの性能を必要とするアプリケーションがあるというのは、PC業界が健全な(まだ成長余地がある)証拠なのかもしれない、とかも思う。

で、最近のPCを買えば今の悩みが解決するのか?と思っていろいろ調べてみた。

  • CPU

去年でたCore2Duoというのが、性能を維持して劇的に消費電力を下げているらしい、という評判を得ている。が、消費電力が下がったというのは、2世代前のPentiumDとの比較であって、今使っているCeleron(3世代前)と比べると、どっこいどっこいか若干Core2Duoの方が数値が高い。もちろんパフォーマンスの差は段違いだということは間違いないだろうけど。

むしろ、CPU本体よりもその上に乗っかるクーラーとかファンとかには、期待が持てそうで、車のエンジンの上に載るインタークーラーみたいな、金網とたこの足の組み合わさったような大仰な物体を取り付けることで、CPUの発熱を抑えることができて、結果としてファンのウィーンウィーンという音は低減されるらしい。

  • 電源

確か、3年前の時点ではそこそこ静音の誉れ高い電源だったと思う。確かにCPUファンが止まっている時はほとんど音がしない。なのでこの分野には進歩はきたいできない。

  • HDD

これも今使ってるのが7200回転の流体軸受のもので、今店頭に出ているものと変わらないから期待できず

オンボードのグラフィックアダプターを使っている。ので基本的に音は出ない。WindowsVistaとかをフルに活用するなら、ちゃんとしたカードをつけて、グラフィック関連の処理はGPUに任せるべし、というのが定石らしいが、とりあえずオンボードでも不自由していない。GPUにアウトソースしてCPUの負荷を分散する方が全体として早くて静かになるというのなら、ファンレスのカードを買ってもいいかと思う

  • ケース

実はこれが一番重要そうだ。今のケースは前と後ろに小さなファンがついているだけだけど、最近の静音PC向けのケースというのは、もっと大きくて効率のいいファンがついているし、箱の中の空気の流れをちゃんと考えて設計されているらしい。ケースなんて、部品を仕舞っておくただの箱だろうと思っていたのが大間違いだった。

ということで、いろいろ調べてみると、ケースとか、ファンとか単品で変えてもあまり埒が明かなくて、この際何もかも新しくする方がもろもろ効果が出ていいのではないかと思い始めた。

たとえば、このへんだと10万くらいで揃う。

http://www.sycom.co.jp/custom/silent_lpo.htm

CPUがノートPC向けで普通のCore2Duoよりさらに消費電力が小さいというのはひかれるけど、ちょっと組み合わせ的に異端児かもしれない。

http://www.sycom.co.jp/custom/vx1000bg.htm

この辺の普通のモデルを静音仕様に仕上げても10万そこそこ。

ということで、次の予算委員会に提出してみよう。

ただ、奥様の友人がAMDで働いていたりするので、その筋でCPUとかのモニター企画があればそちらに参加してみたい気もする。