東洋経済

日経朝刊2面の吊文句に引かれて買って読んでみた。


特集の資産運用の危険性云々というのはいまいち。というか全然よくわからん。結局何が言いたいのか。
「日本売りの原因はあなたの投信だ」とか言っている根拠が、投信残高のうち、外貨運用のものが1/3もある、とか言ってるけど、それって十分健全な比率な気がするが。しかも投信残高ってたかだか数十兆の規模だし。ニュージーランドやオーストラリアのことを心配しているのだろうか?

で、今後の為替変動リスクの高まりを考えるとこのまま安直に増やしていいのかどうか、と要らぬ心配をしてくれているけど、基本的な認識として団塊の世代の人たちってリスクに対する意識は結構高いのでは?という気もする。特に根拠はないけど。

あと、団塊世代キャッシュフロー計算で、退職金支給前の金融資産が3000万ある前提になっていたが、そんなに持ってる人いるのか?負債こそあれど、そんなに金持ってる人多いとは思えないけど。これは純粋に疑問だった。で、その前提で年率3%で回せば老後の生活は安心、とか言うということは、その前提を満たさない場合は、もっと高い利回りが必要ってことなのか?

読んでいるうちに、この時期にこんな中身のない特集を組んじゃったら、読む人から見放されちゃうんじゃないか、と逆に心配になった。まだ記事にはできないけども「とっても心配な何か」を掴んでいて、その前触れとしてこういう特集が組まれてるのかもしれないけど、そんなの知らないし。

が、日興證券の記事はなかなか舌鋒鋭くしかも署名入りで読み応えあった。あと、三洋の井植社長インタビューとかも切れ味のいい突込みが満載。