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2005年の卒業式シーズンにスティーブジョブズが「Stay hungry, stay foolish!」という歴史に残る名演説をして全米が泣いた。
三ツ松新'sブログ: スティーブ・ジョブズのスピーチ;スタンフォード大学卒業式
2007年の卒業式シーズンにmochio先生が日本をたぎらせる名演説を残した。
直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
先週末からはてながお祭り騒ぎみたいになっているけど、この記事が火をつけている。
mochio先生やっぱすばらしい。いうまでもなく僕はCNET連載の頃からこの人に密かに勝手に師事しているわけだけど、こういうアジ演説みたいなのを時々書いてくれる。
この人は、現代の吉田松陰じゃないだろうか。鎖国でなまった日本に狂ったようなハングリーさを撒き散らして、自らも黒船に飛び乗ろうとまでしたという。歴史を回転させた高杉晋作も桂小五郎も彼の門下生であり、長州藩に山のような松下村塾門下生を輩出した。
mochio先生も、バブル後でなよった日本にシリコンバレーの激烈なポジティブさを提供することで、時代を変える(かも知れない)人々をインスパイアしている。
もちろん僕も黙って指をくわえて見ているわけには行かない。高杉や桂は間に合わないとして、維新のどさくさでこき使われながらもチャンスをもにする伊藤博文や岩崎弥太郎あたりの役回りがまだ空席だ。