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らしい。これはすごいことだ。後発のメリットが存分に生きた例。
関西のPitapaが未だに60万枚程度というのを考えると、出だしは大成功と言う感じだろうか。
- スタート時点からほぼすべての私鉄で使えること
- スタート時点からSuicaと相互乗り入れしたこと
- スタート時点から連絡定期対応したこと
くしくもPitapaはこの3つをできなかったのでかなり苦戦している。連絡定期なんて未だに整備されていないらしい。
まさに後発の優位性を存分に発揮した感じ。日本を参考にしながら成長を続ける中国のようなもの。
SuicaとPasmoの関係
Pasmoが出だし好調となった要因として、首都圏での鉄道電子マネーの先行者SuicaがICカードでの乗り降りの便利さや電子マネー決済インフラを整えてくれていたことも大きい。実際買い物用の電子マネーのしくみは、Suicaのしくみを共同利用するらしいし、pasmoとsuicaでお互いに加盟店料や使用料のやり取りも発生するらしい。
となると、この二つはライバルと言うより親戚みたいな関係と考えた方がわかりやすいかもしれない。逆に京王とかがpasmoを使ったショッピングに後ろ向きな要因の一つには、このようなJRへの上納金が引っかかっていたりするのかもしれない。例えJRに金を払ってでも自社の規格を普及させるほうが、iDやQuickPayに食われるよりはいいと思うが・・・。
今は電子マネー規格が雨後のたけのこの様に乱立しているけど、普及期に入るにつれて規格の淘汰が始まる。そうなるとこの二つは案外あっさりとくっついてしまうのかもしれない。いっそはじめから一つにしてくれた方がうれしいんだけど。