イオンも独自電子マネー「WAON」

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7&i vs イオンの仁義なき戦い電子マネー分野でも勃発。始まる前からなんかもう泥仕合の様相。

これでメジャープレイヤは出揃いなのだろうか?それにしても規格大杉。
電子マネー規格自体に収益力はないわけで、小額決済のクレジット規格を含めて、こんなにたくさんの規格が共存できるわけがない。

あと1,2年で2,3規格に収斂されると思う。というかされないと非効率極まりない。
淘汰に勝つ条件が何なのかいまだにわからない。順当にいけば加盟店だろうけど、互換性のあるリーダーが普及するだろうから、そうなるとクレジットカードみたいに「どこのイシュアーのカードだろうと利便性に違いなし」ということになってしまう。

一般のショッピングに比べると、改札口を押さえるsuicaはこの点でちょっと強いかも。改札口は他の規格に当分開放されないであろうから差別化要素となる。

が、買い物に関してはどのカードでも使えるようになるに違いない。そうすると、クレジットカードと同じくポイント競争とか体力勝負になってくる。

トヨタファイナンスがやっている名古屋をQuickPayで埋め尽くす!みたいな地域占有モデルも先行逃げ切り戦略として面白い試みだと思う。

が、電子マネー規格のスイッチングコストがどのくらいかちょっとわからない。スイッチングコストを感じないようであれば、特に先行しても優位とは限らなくなる。

いづれにしても、これから各社かなりの金と体力をかけて規格競争に挑むことになると思う。
なんかすごく不毛。うまくいえないけど。プリペイドによる囲い込み効果とか、キャッシュフロー上の優位性とかってそんなに大きいと試算しているのだろうか?