NHK小澤征爾スペシャル

http://www.jas-audio.or.jp/m/kawaraban/2007/0904/nhk_19.php

ちょっと見た。
第1部と第2部。こういうのを丸1日かけて特集で放送してくれるというのはめちゃくちゃよい。
よいぞNHK。毎月こういうのやるなら受信料高めに払ってもいい!

第1部はサイトウキネンの初年度のブラ1とか。92年。みんな若い。

この演奏には思い出がある。
大学に入りたての頃、オケの同期の友人の家でこの演奏を見せてもらったようなおぼろな記憶がある。LDで見せてもらったような気がする。いや、友人の実家でLDをビデオにダビングしたものを下宿先に持ってきていたかも。いづれにしても、貧乏学生だった自分にとって、実家に豊富な音源とLDという未知の媒体を持っている友人は大いに尊敬できた。

ちなみに彼はアーリーアダプターとしての性格をあわせもっており、当時出たばかりのDCCというメディアの録音ができるパナソニック製のコンポも持っていた。
デジタルコンパクトカセット - Wikipedia

が、こればかりは、田舎臭い僕にも蛮勇が過ぎると思えたが、案の定、数年後DCCはMDの勢いに圧されながら、世の中から姿を消した。パナソニックに賭けた彼には申し訳ないけど、MDのようにランダムアクセスできず、DATほど高音質でもない、という中途半端さが痛かった。そういえば大学入学当時の僕に衝撃を与えたLDという規格も、DVDが普及するにつれていつのまにか廃れた。

で、時代は進んでデジタルハイビジョンを家で受信できる時代が来た。
サイトウキネンオーケストラもまた日本のテクノロジーの移り変わりに合わせて聴き手に運ばれてくるのだ。

うちのテレビではスピーカーが薄っぺらでいまいちなので、音をステレオ経由で出して聞いてみた。どういうわけか録音の音域が狭かったようでちょっと物足りなかった。ブラ1の前に放送されたべー5(最近の録音)は結構迫力あったので、録音の年代の違いなのかもしれない?


で、小澤征爾
生で見たことはない。(確か)。高校時代に初めて自分の金で買ったCDが小澤ボストンのマラ5だった。なんで5番だったのか覚えていない。ついでにCDの印象も覚えていない。その後ショルティとかブーレーズとかの同じ曲を聴くうちに印象が消えてしまったよう。印象が薄いのは、ちゃんとした演奏を聴いていないからなのかもしれない。

病気もしたし、70過ぎたし、一度見ておきたい。水戸室内あたりが穴場かもしれない。

しかし2年前にNHK交響楽団とやったベー5はカッチリとしててよかったな。N響変わったかも。
ちょうど明日、奥さんとN響定期を見に行くことになっていたので楽しみ。プレヴィンも出るし。


※なんかNHKシンパの文章みたいになってしまったけど、特に他意なし。