高速道路改革

2002年ころだったか、猪瀬直樹が中心となってやっていた高速道路改革に結構注目していた。結局石原のぶてるの弱腰で最後は腰砕け気味だったけど、公団は民営化され、料金も弾力的になったし、SAとかも何かと面白みが出てきている。

この間、夜中に常磐道を走ったら、通常1100円かかるところが、深夜料金で半額の550円になっていた。猪瀬さんありがとう、というところだ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/local/071005/lcl0710051744002-n1.htm

で、その猪瀬さんは、いつの間にか石原父から呼ばれ東京都の副知事になっている。
それなりに揉め事も起こしているらしいから相変わらず元気だということだろう。


http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/inose/071002_10th/index.html

そしてまた高速道路にも吼えている模様。

首都高の従量課金の価格改訂について。民営化されたんだから個別企業の値付けにいちいち口を突っ込まなくても・・・と思うが、道路というのは公共財でもあるからややこしい。

首都高の距離別料金制導入案、ETC搭載の意向は約3割増 - CNET Japan

アンケート結果を見ても、首都高が考えている料金改訂は不評らしい。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071017/137767/?P=1

さらにさらに、高速全部ただにすれば、という民主党の主張も財源の面で根拠付けされつつあって、なかなか面白くなってきた模様。

再び道路論争が過熱するのか?前回は公団ファミリー企業という打ってつけの悪代官役が登場したことで一気にヒートアップしたんだけど、今回は明確な敵役がいない。猪瀬さんとしても自分が作った今の制度をあからさまに否定もできないし、今回は静かにフェードアウトするのだろうか。