P2P金融その後


ProsperやZOPAといったP2P金融がその後どうなってるのかな、と思っていたら。

ProsperがSEC登録を申請、$500MのP2P金融流通市場創生へ | TechCrunch Japan

結構順調に軌道に乗りつつあるらしい。

2006年2月のサービス開始以来、45万人を超える会員を引き寄せ、会員個々人の間の融資取引きは総額$96.4M(9640万ドル)にも上る。

8月の記事では79M$、38万人ということだったので、かなりの伸び率だ。

現在はProsperで誰かにお金を貸すと、融資満期まで待たないと(前倒し返済でもない限り)貸したお金は全額、利息をつけて返ってこない。これが流通市場ではProsperの個人の貸し手一人一人がお互いのローンを即刻売り買い可能となる。おそらくローンをパッケージにする可能性もありそう。 そんな流通市場があればProsperはもっと大口の金融機関にも魅力的な投資の場になるだろう。

証券化してリパッケージするくらいのボリュームが出てきたというのはすごいと思うし、証券化流動性が高まりはすると思うんだけど、サブプライム問題で融資の証券化に逆風が吹き荒れる中でうまく取引が成立するのかどうか。あつものに懲りて・・・ということにならなければいいけど。

しかし、この手のビジネス、日本ではぜんぜん盛り上がってないな。
夏ごろSBIと組んでアジア進出という話もあったけど、その後どうなっているんだろう。

ProsperのP2P金融がアジア進出 - cafe@永福