がんばれ西武鉄道
国土交通省が電車の混雑度ランキングを発表して話題になっている模様。
最も込んでいる電車は山手線・上野-御徒町、国土交通省の首都圏鉄道混雑率 -- モノメトロ
トップテンのほとんどがJRで「へー」という感じ。悪名高い東西線と田園都市線もランクインしている。
ネタもとのサイトを見ると、トップ10以外も確認できる。
我らが京王電鉄は「下高井戸→明大前」間が170%。ふーん。高いんだか低いんだか。
なんでこの区間がサンプルなのかわからん。ラッシュ時間帯に下高井戸に止まるのは各駅停車しかないが、傍から見ている限り、あきらかにラッシュ時の各駅停車より急行とか特急の方が混んでいる。千歳烏山から明大前とか笹塚あたりまでの急行が一番ひどい混み方なんじゃないだろうか。
このサンプルがどの電車のことか不明なのでなんともいえないけど、急行だとしたら「下高井戸→明大前」という表現は不自然(下高井戸には止まらないので)なので、恐らく各駅停車なんだろう。だとしたら、この結果は京王線で一番混雑している電車の数値とはいいがたい。となると他の路線の数値も眉唾という気がしてくる。
この数字だけ見て住む場所を考えよう、とかいうのは危険かもしれない。
それはともかく、来年から世話になる西武鉄道のこと。
混雑率は「下落合→高田馬場」で160%程度で横ばいなので、京王線並かそれ以下という数値。こちらも真偽のほどは不明だけど。それよりも、「車内快適指数」という数値が50%程度なのが気になる。他の路線だとたいがい70%以上あるし、京王線だと100%となっている。
この「車内快適指数」とは
対象路線の利用に供される車両の総数に対する、以下の要件を満たす車両数の割合
各車両に温湿度センサー等を設置することで、状況により車内温度を自動的に制御できるようになっていること
各車両に設置している冷房装置が除湿機能を有していること
となっている。なんかわかったようでわからん説明だが、要は空調の整備度合いということらしい。それが50%というのがどういう事態を意味するのか理解に苦しむけど、まああまり快適じゃないということらしい。
がんばれよ西武鉄道。
ちなみに同じ西武線でも池袋線のほうは2006年時点で75%となっているので、新宿線の整備も時間の問題かもしれない。
それにいいニュースも出ている。
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/12/06/025/index.html
西武鉄道は5日、2008年4月から運行を営業運転を開始する新型車両「30000系」の内外装が決定したことを発表した。
ほうほう。鉄道会社の設備投資は線路と車両が花だからね。
特に内装は社内女性社員の意見を採り入れたとのことで、"たまご"をモチーフとした斬新なデザインとなった。
「西武グループの"新生"をイメージして"たまご"を選びました。また、西武グループの新スローガンである"でかける人を、ほほえむ人へ。"もテーマとしており、少し離れて優先席を見るとハートマークが目のように見え、ほほえんだ顔になるようにデザインしています」
ふーん。デザインにもこだわったとな。まあそれも大事だよね。
って、たったの2編成しか走らんのかい!
デビューイベントとかキャンセルしてもいいので、早く快適な路線になってくれー。