電子書籍

へえー。日本でもそれなりに市場が大きくなってるんだなあと思いきや。

2008年の電子書籍市場、355億円規模に──約7割を占めるケータイ向け書籍が牽引 - ITmedia Mobile

特にケータイ向け電子書籍市場は283億円と対前年比で約2.5倍に拡大しているという。

なるほど。ケイタイ小説すごいな。これってケイタイでファン増やして、その後の書籍化や映画化で元を取るビジネスだと思っていたんだけど、ケイタイで読む時点でお金かかるんだな。知らんかった・・・。

ちなみに、ちょっと前の記事で。

電子書籍端末売れず──ソニーと松下が事実上撤退 - ITmedia NEWS

とかを見ると、アメリカではamazonKindleがばか売れしてるのに、ずいぶん対照的だなと思った。やっぱり、こういうキャズムの前後あたりの段階の市場を攻めるのは日本の家電メーカーは下手くそで、アメリカはさすがだな、ってことになるのか。それとも、日本特有の書籍の取次制度とかそういう環境の差異が大きいのか。

電子書籍が300億円市場と聞くとでかいなと思うけど、書籍全体の市場規模は2兆円ほどということなので、シェア1%強に過ぎない。逆に言うと数十倍に延びる可能性があるともいえる。

取次云々の話なのであれば、デバイスが書籍専用端末でもケイタイでも同じ条件なはずなので、是非この壁をぶち破って、ダウンロードでいろんな本を安く読めるような世界を目指してほしい。

それにしてもケイタイの3インチの画面では、本の代替手段としては貧弱だよなあ、とか思うのは、自分が思いっきり旧世代に属していることの証なのかなあ。