シャープ液晶パネル工場再編 亀山に集約へ

先月の半ば以降、足音レベルだった景気後退の姿がどんどん見える化されてきた感じ。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/manufacturer/203685/

ソニー堺市で建設している液晶テレビ向けパネルの新工場の稼働後の増産スケジュールも見直しを検討。

そうだよなあ。やっぱり。

シャープの堺プロジェクトは、尼崎のパナソニックのプラズマ工場と並んで、裾野まで含めるとものすごい経済効果を発揮しているらしい。

大阪湾岸大型設備投資の経済波及効果:財団法人 関西社会経済研究所
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20080709ke01.htm

製造を担当している同僚の話では、堺プロジェクトとかは、単なるテレビ工場という位置づけを超えて、日本の粋を集めたハイテクコンビナートとして、サプライチェーンとか生産管理とか環境技術とかの知恵が詰め込まれて最新技術の見本市となっている模様。さしずめ現代の戦艦ヤマトのような象徴的な存在らしく、ここがずっこけると関西経済がグダグダになるだけじゃなくて、日本の製造業とそれを支える管理手法の研究と言った分野も一気に元気をなくしてしまうんじゃないかと思う。

液晶パネルをやめて太陽光パネル工場にしてしまってもいいので、現代の戦艦ヤマトにはなってほしくない。