産経朝刊、まるごとiPhoneで

産経新聞見直した。自分はニッチプレイヤーだ。という意識とそれに見合ったアクションだろう。

産経朝刊、まるごとiPhoneで 無料アプリ登場 - ITmedia NEWS


テレビや新聞はもう用済みのメディアだな、的な話を目にすることが増えたけど、「そうは言っても朝の通勤で新聞読むというスタイルは捨てがたい」と思っていた。今回、産経がその解決の方向性を提示したと言うことだと思う。

新聞(というか紙媒体)の良さの一つはその一覧性にあると思っていて、

  1. 昨日世の中で何が起きたのかを概観しつつ
  2. その中で自分の興味をひくものは詳しく読む

というアクションの繰り返しをするには、新聞という媒体が一番あっている。ネットのニュースサイトだと、1がどうにも難しい。

1面からテレビ欄まで、広告を含めた全紙面を、当日の朝5時に配信する。アプリを起動すると自動で最新紙面を取得。取得した紙面データはオフラインで閲覧でき、ページ一覧から読みたいページを選んだり、拡大・縮小して読める。

バイスとしてiPhoneがいいのかどうかは別として、画期的なのは紙面すべてを概観できると言う部分。その中で気になる部分があれば拡大して読む(これはiPhoneの得意技)、という紙の新聞で慣れた動作を踏襲することができる。

全国紙として戸配で生き残るのが難しくなっている産経ならではの打ち手だけど、ネットのニュースサイトがやるならいざ知らず、新聞社自身が自己否定とも取れる縮刷版ネット配信に取り組むというのは、何か応援したくなる。