日綜地所が更生手続き

今年もマンションデベロッパーの危機は続く。

この会社、コマーシャルが無意味にリゾート風で違和感はあったけど、リビングとバルコニーがつながった作りとか、結構よさそうだったんだけど。

http://mainichi.jp/select/biz/news/20090206k0000m020116000c.html?link_id=RSH02

昨年は、転売による利益狙いの「不動産流動化事業」に失敗し破綻する不動産業者が相次いだが、日本綜合地所は流動化事業を手がけていない。にもかかわらず金融機関からは業界全体のリスクが高いとみなされたようだ。

去年大波をかぶった投資ファンド型不動産会社ではないところも、立ち行かなくなってきた模様。土地の仕入れや原材料が上がる一方で、目先の販売はぼろぼろの状態なわけだから、さもありなんということか。

この会社に限らず2007年までに高値で仕入れた物件を売り払うまでは、各社とも縮小均衡する気なんだろうけど、縮んだままいなくなってしまう会社はこれからも続くんだろう。

一方で。

http://www.asahi.com/housing/jutaku-s/JSN200902050004.html

長谷工アーベストの調査によると、現在の住宅について「買い時だと思う」と回答した割合が上昇しており、住宅の購入に対して前向きにとらえているユーザーが増加している結果となった。

ちょびっと前向きな話も出てきているぞ、と。「長谷工アーベスト調べ」という時点で大本営発表に近いもはあるけど・・・。