ねんきん定期便来た

なにやら大きめの封筒が届いて「ねんきん定期便」とあった。
前に来た年金特別便はちっちゃな封筒だったのに、こんなところに金かけやがって社保庁め、とか思って中を見てみると、かなり面白くてちょびっと見直した。

  • これまでの給与・賞与実績と厚生年金支払い実績が載っている
  • これまでの給付額に基づく将来の年金額が載っている
  • 60歳まで働いた時の年金額のシミュレーションができる


このシミュレーションのやり方を見て初めて年金の試算ロジックがわかったけど、ものすごくシンプルだった。

基礎年金(年額):792,100*納付月数/480
厚生年金(年額):標準報酬(≒年収/12)*給付乗率*納付月数

このうち納付月数と標準報酬は自分で何とかできる世界。国から与えられるパラメーターは唯一『給付乗率』のみ。年金っていろいろ難しいと思ってたんだけど、単純化するとすごくわかりやすいじゃないか。


ちなみに私の場合、60歳まで働きづめに働いて、基礎年金と厚生年金あわせて月額19万円の給付と出た。奥さんの分と合わせても年金だけでは暮らしていけない。

まあ、年金の在り方そのものが、がらりと変わる可能性もあるので、今の時点のシミュレーションの結果は、何の保証もない。ただ、制度がどう変わったとしても、まあこの金額以上に多くもらえることはないと思っておいたほうがよさそう。

そうか、これは「老後を年金に頼ろうなんて考えるなよ」という桝添先生からのありがたいメッセージだったのだ。