Microsoft Moneyとの格闘 完結(一応)
予想より長い付き合いになったMicrosoft Moneyとの格闘を一応収束させた。
今までの顛末は以下の通り。
Microsoft Money サポート終了とその後 - cafe@永福
1.MS Moneyのバージョンアップにチャレンジ
* Microsoft Money2001をMoney Plus Editionにバージョンアップ
* Microsoft Money2001のファイルをMoney Plus Editionで開くとプログラムが強制終了する現象(本来はファイル形式の変換が行われるべきところ)→あえなく失敗
2.MS Money2001の継続利用の道
* Money Plus Editionをアンインストールして2001に戻す
* 2001のファイルが無事に読めることを確認
* Microsoft Money2001にてFeliCa2Moneyで作った電子明細を読み込むと「ファイル形式が違います」エラー→手入力はできるが、金融機関からのダウンロードできず
3.Money Plus Editionに2001のデータを移行
* 2001のデータをMoney LinkというExcelツールでExcelに書き出し
* ExcelのデータをOFXConverterというOFX作成ツールでOFXファイル化
* Money Plus Editionに無事インポート成功!するものの、「費目」はインポートできず
* 11年分約15,000件の明細を1件ずつ費目とひも付ける作業が必要になり途方にくれる ←今ここ
結論から言うと、全明細データの取り込みは断念。去年以前の十数年分は、資産ごとに1年毎のサマリーを作って、それをインポートした。
- 今更古いバージョンに戻るのもしゃくなので、結局最終リリース版であるMoney Plus Editionを使うことに決定。
- 15000件の明細をどうやって楽に取り込むかという部分で労力と効果を天秤にかけた結果、去年までの明細は資産毎*費目毎のサマリーをExcelで作成
- インポート元のExcelデータには費目が入っていない(!)ため、Money側で必要な費目を作成
- 去年までのデータ(サマリー)+今年のデータ(明細)という区分けでインポート用のCSVファイル化
- ExcelのデータをOFXConverterというOFX作成ツールでOFXファイル化
- Moneyにインポートしたデータを予め作成していた費目とマッピング(1件ずつ手作業)
費目とのマッピングは2回目の取り込み以降Money側で自動マッピングしてくれる機能があるので、これをうまく使うと多少は楽になる。が、所詮自動マッピングなので費目の中の小項目レベルで手作業は残る。この辺は、費目の設計をうまくやることで回避できるのかもしれない。
去年以前の明細を切り捨てたことによる省力効果は微妙で、自分の場合資産の種類が多く(カードの種類とか多いので10種類ほど)、サマったはずなのに結構な明細数になった。
元データ:15000明細
サマリー後:「資産数」×「発生した費目数」×「年数」分の明細(4000明細程度)
その後の作業として
- 年毎の資産残高、現時点の残高の整合性チェック
これ結構厄介で、特に資産間の資金移動(銀行口座から他の銀行口座への振込とか、証券口座への振替とか)が双方の資産を取り込む際に重複していたり、いろいろ面倒くさかった。
ということで、格闘は一応完結した。(かなり妥協を重ねた結末になったけど)
これらの作業を経て、無事に新しい環境で動き始めて10日ほど経つけど、今のところうまく使えている。切り捨てた去年までの明細については、一応別途Excelでまとめているので、毎年やっている去年との収入/支出分析は今後もできる予定。
感想としては『二度と家計簿ソフトは切替しない』というところ。そもそもの発端として以下の特殊事情があり、普通の人はこんな目にあうことはないと思うけど。
- Money2001という古いソフトを使っていたこと
- そもそも互換性があるはずのMoney最新版に素直にインポートできなかったこと(これは恐らくMoney2001側のファイルが不整合を起こしていたものと思われる。Money2001では問題なく使えていたんだけど)
あー、しんどかった。もっと楽なやり方あれば誰か教えてください。もうやらないと思うけど。