西武鉄道の臨機応変の対応(3/15編)
前日夜の時点では
運行時間 終日
・池袋線:池袋〜練馬高野台
・豊島線:練馬〜豊島園
・新宿線:西武新宿〜鷺ノ宮
※上記区間以外につきましては終日運休いたします。
としていたものの、午後に入って、池袋線は練馬高野台→小手指まで、新宿線は鷺ノ宮→上石神井までそれぞれ行き先を遠くまで延ばしてくれた。
新宿線は、鷺ノ宮→上石神井まで4駅分伸びただけなので、行きも帰りもガラガラだったけど、池袋線は埼玉方面まで一気に運行範囲が広がったおかげで、帰りの池袋駅はかなり込み合ったらしい。
午前中は西東京や埼玉の人々は西武線全滅だったわけで、出社したい人々は、縦方向に中央線まで南下して乗車して新宿方面を目指したようで、中央線では座っている人の上に立っている人が覆いかぶさるほどの混雑ぶりだった模様。
そういう意味でも、池袋線をずっと奥まで走らせた西武電鉄はさすが。
昨日の夜は、「ちょっとやりすぎたな」と反省した模様だったけど、一夜明けて「もう一肌脱ぐか」と男気が戻った感じ。実際のところは、電力会社との優先供給の話がついたからなのだろうが。
そして、注目の16日のダイヤは。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110315/dst11031522220168-n1.htm
西武鉄道によると、西武池袋線をはじめ、新宿、秩父、豊島、狭山、西武園、国分寺、拝島、多摩湖、多摩川の各線は通常の4割程度の本数で運転。全列車が8両編成の各駅停車となる。「大変な混雑が予想される」として、時差通勤・通学を求めている。
なんと全線で運転。本数は通常の40%。
「大変な混雑が予想される」にもかかわらず、なんとも大胆な選択。
使用できる電力量が決まっているなら、短い区間を頻繁に往復するより、本数が少なくても全駅カバーしたい。どうせ全員を満足させられないのであれば、痛みは平等に。という判断か。
公式ホームページを見ると。
3月15日(火)・16日(水)の運行について(3月15日21:30現在)
運行(初電車〜11:30頃まで)
池袋線 西武秩父線 豊島線 狭山線 新宿線 西武園線 国分寺線 拝島線 多摩湖線 多摩川線
(以上10路線の各全線) ※すべて各駅停車
ぱっと見て「11:30まで」というのが、23:30のことだと思ったら違った。
◎ 3月16日(水)の11:30以降の運行計画につきましては、現在、策定中です。決定次第速やかに、お知らせいたします。
なんと午前11:30のこと。「昼以降はまたその日の状況で考えますわ」と。このノリは大事にしてほしい。ということで明日も西武電鉄の臨機応変対応に期待。ご担当者の方、毎日大変でしょうががんばってください。