NOKKO KISS

奥さんに薦められて聞いてみたCDが結構よかった。

Kiss

Kiss

NOKKO。元レベッカということで、それだけで子供のころの記憶がよみがえる。「RASPBERRY DREAM」とか「フレンズ」とかは、テレビのイヤホン端子にラジカセをつなげてザ・ベストテンを録音していたころの記憶。録音中にA面が切れて、急いでB面に変えてる間に曲が終わってしまったころの記憶。テレビ音源をカセットテープに録音するなんて、今の子供たちには考えられないだろうな。

あれから25年ほどがたって、当時絶叫していたNOKKOもすっかり落ち着いた歌声になっているけど、曲の合間にちらりと当時の片鱗が見えて「おっ」となる。

レベッカ時代の曲もいいけど、合間に入るカバー曲がまたよい。SOMEDAYとかtomorrow never knowsとか夜空の向こうとか。

そもそもレベッカ時代の曲を聴いて小学生の時の記憶がよみがえっている時に「あのころの未来に僕らは立っているのかな。すべてが思うほどうまくはいかなかったな。」とか言われると、ホント何にもいえない。30,40代男性のことをよく理解したアルバム。