下道で東京へ

南房総の交通事情はあまりよくない。有料道路があちこちにあるけどどれも連携が悪い。途切れ途切れ。館山からも直接は高速には乗れない。ふと、お金もかかるしこのまま下道で帰ろうかな??と言う誘惑にかられる。うみほたるのあるアクアラインとかを使うとかなり早く帰れそうだけど3000円もするし、景色が見えなくてつまんない。と彼女には不評だし使う気はない。東京湾沿いに走ってもこの時間の首都高湾岸線は下道のほうがすいすい行くんじゃない?と言うくらいの渋滞だ。

いけるとこまで下道で、という気分で走っていたらこれが結構空いている。まだ9時過ぎなのに真夜中みたいに車が少ない。これが田舎の良さだ。僕の実家もそうだった。(さらに激しく車が少ないが)
標識を見て驚いたけど、館山から木更津まで50キロ、千葉市まで80キロ!これって他の県にいけるじゃん。東京から日光までが100キロなのに。あらためて千葉の奥深さを知る。でも木更津を過ぎて千葉に行くまでの道は本当にきれいで高速に遜色がないほどの出来栄え。信号も少ないし走りやすかった。眠気覚ましに普段聞かないミスチルのよく知らない曲を大きな音で聴きながら歌いながら走った。

0:00ごろ湾岸道路からお台場に入って見慣れた道路についたけど、千葉の静寂から時間が逆戻りしたかと思うほどの人の群れとにぎやかさだった。あたりまえだと思っている東京の生活はなんか狂っている。

走行距離にして350キロほど。疲れたけど楽しい土曜日。