実は紫色なのは外側だけで、中は半透明だった。

ぐにゃっとつぶしてみてわかったけど、紫色なのは皮の部分だけで、中身はなんと透き通ったグリーンだった。ぶどうと同じ感じかな?これは生の実を触ってはじめてわかったことで、ブルーベリージャムだけ食べて一生を終わる人にはわからないことだと思った。

彼女のほうは、果物狩りの雰囲気とかそういう満足度は断念して、ひたすらに実を摘んで摘んで摘みまくっていた。頭の中にはテレビで見たジャムの映像が繰り返されていたに違いない。

結局1600円分摘んだ。1キロはあっただろう。