今日久々にお客様キーマンとじっくり話をした。いつも提案をはねつけられる人物。自分にとっては敵にあたるような人物。その人と話をしていて、なんだか今の自分の立ち位置、というか状況がクリアに見えてきた。自分のことをいくら頭をひねらせて分析してももやもやしてよくわからなかったけど、ふと他人との関係の中に位置づけると、その人との立場(背負って立つ利害)の違い(というか対立)を通して、自分がどんなアプローチで物事を解決しようとするのか、という自分のやり口が認識できた。面白い発見だ。

この人には苦労ばかりさせられて、胃に穴がいくつか空くほどうなされもした。僕にとっては日露戦争の203高地のような存在だった。(といっても自分は乃木将軍のようではないんだけど)。今日の話もまあ、その延長でお互いに主張は平行線をたどった(つまり提案は受け入れられなかった)。それでも人間長いこと相対していると、お互いに得るものというか気づきがあるものだと知った。向こうがどう思っているか、辞める前に聞いてみたいものだ。