ニッキンが主催するFIT2006に行ってみた。

前に行ったのは確か2000年頃のITバブルの末期だっただけに、すごーく地味になった印象を受けた。前行ったときはモーターショーみたいな(そりゃいいすぎだけど)お姉さんが各社のブースにいて、とりあえず景品を配りまくっていた記憶がある。今回久々に行ってみると、まず各社のブースには圧倒的に男ばかり。しかも暗い。なんだろうこの暗さは。そして昔みたいに景品をバコバコ配る風習はなくなってて、アンケートにびっしり個人情報を書かされた挙句に、ガラガラを回して当たったらなんかくれます、みたいなケチい感じになってた。

まあ、ITベンダー皆苦しいもんね。それが正常な姿かも。とにかく印象として、「すげえニッチな見本市になっちゃったな。」という感じ。そういえば上のニッキンのHPもかなりいけてない。そもそもGoogleでヒットしないし。こりゃ、来年は・・・。

で、内容的には、とにかくJ-SOX一色。とにかく「内部統制が・・・」と言えば人が集まる、と言わんばかりに猫も杓子も我田引水的に内部統制を連呼していた。あとは、文書管理系とか、FAX誤送信系とか。立ってる人も暗けりゃ、テーマも暗いよ。いや、テーマが暗いから人も暗くなるのか・・・。

そんな中で沖のブースがなかなか見ごたえあった。顧客が紙に記入した申込書がスキャンもしてないのに画面にデータとして登録されてるって言うソリューション。秘密は記入に使ってるペンにあって、これが実は電子ペン。(ん?名前違うか?)筆跡と言うか軌跡を元に文字認識している。デモを見る限り識字率がかなり高そう。

これは、リテール窓口業務の雑多な紙の扱いに決別するキーポイントになるかも。