1才の子供と行く湯布院→阿蘇→高千穂、九州の旅(2/3)
やまなみハイウエーを南下する
二日目も絶好調の快晴。どうしたんだろう。きっと車がサニーだからだろう。Sunny。太陽の車だ。今日はやまなみハイウエーを大分から熊本方面へ南下する。やまなみハイウエーと言えば、ドライブの名所。個人的にはサザエさんのオープニングに長いこと使われていたイメージが強い。いつかは走ってみたかった。
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由布岳に別れを告げて一路九重路へ。
九重夢大吊橋へ
10月末に開通したばかりと言う吊橋があるというので、寄ってみた。なんでも世界一長いらしい。行ってみると、すげー人。前日の大分ローカルニュースで「連日大満員。予定入場者数を一気に達成するかも」という話を聞いてたけど、実際すごい人だった。
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近くの駐車場からの眺め。紅葉の向こうがつり橋。良く見えん。ちなみに、手前の駐車場は有料(300円)。一番橋に近い駐車場は無料。ってこれいかに。
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橋はこんな感じ。確かにでかい。橋中人だらけ。
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さらに近づくとこんな感じ。確かにでかいが、この人じゃのれませんよ!
近づいてみると「人が多いので途中で立ち止まるな」とかいろいろ注意されている。えりまきとかげ並みの人気。わたるには通行料が必要。途中できれいな滝が見えるらしいが、歩きながら見ろといわれてもねえ・・・なのでやめた。だいたい、渡ってまた帰ってこないといけないし。渡った先に何か見物があればまだしも、という感じ。
ちなみに、今回は橋の北側に車を止めたけど、南側はそれ以上の混雑振りで、駐車場待ち渋滞が肉眼でも確認できた。たかが吊橋なのに、すごい集客力。吊橋効果というので、つり橋を渡った一緒に渡った人を好きになるというのは聞いたことがあったけど、こんな効果もあったなんて!
長者原
二日目の前半のハイライトがこの長者原。吊橋のあたりから長者原までの間の飯田高原はのびのびとして気持ちいい道を走れる。そして眼前の九重連峰の雄大さに脱帽する。
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真ん中からなにやら白い煙が。それにしてもいい天気。
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遥夏チンもしばし見とれるすばらしさ。
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ススキと山並みの大運動会やー。
この長者原休憩所には、芝生の広場とかススキの湿原とか、レストハウスとかホテルとかかなり充実している。ここで遥夏チンしばらく駆け足の練習。そして昼食。ちなみに昼飯で食ったチキン南蛮が絶品のうまさだった。あの味付け秘伝のたれに違いない。
阿蘇へ
長者原を越えて九重の山を越すとついに熊本県。阿蘇の大地にご対面。
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下り坂で広ーい斜面の牧草地のところとかがあって、めちゃくちゃ気持ちいい。遠くにうっすらと見えるのが阿蘇五山の涅槃像。
春夏の良さが目にまぶしい若葉だとすれば、この季節の醍醐味は、なんといってもススキのきらめき。山肌と言う山肌が見渡す限りススキで覆われている様子は本当に圧巻。右も左も近くも遠くもふわふわとした金色じゅうたんなのです。
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ススキの黄金のじゅうたん。写真では風のさざなみが写らないのが残念。本当にきらきらと輝いている。
ここで、やまなみハイウエーを離れて、大観望方面へ。
大観望からの涅槃像。くっきりと阿蘇五山がお釈迦様の形を作っている。
阿蘇の外輪山ってのは、本当にすごい。こりゃ海底にでも沈んでたかもしれないような地形が陸上に残って、なんか日本じゃないような景色を作り出している。
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この色のグラデーション
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くじゅうまで続く、起伏に富む大草原
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メキシコか、と疑いたくなる荒涼とした風景
いろんな風景が渾然一体となって迫ってくる感じ。なんか360度さえぎるものがない風景で、写真に収めてみても風景が写真に納まってくれていない。自分の無力さを感じる空間。
阿蘇山に登る
大観望から外輪山のふもとの町を抜けて、いよいよ阿蘇山へ。小学校の修学旅行以来の再会。
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太陽に向かって道が伸びていく。
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米塚を通過
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草千里。馬は放牧されていなかった。ちなみに乗馬用の馬の営業時間はこの時期16:00までらしい。16:00を過ぎるとお水をもらって、その後放牧に出される。放牧された馬達を見たい場合は16:00ごろに訪れるのがいいかも。
火口へ
草千里でソフトクリームを食べた後、満を持して火口へ。ちなみに火口を見るためのロープウエイも有料道路もどちらも17:00で終わってしまうらしく、ぎりぎりの到着だった。ガスが出たら立ち入り禁止になるんだけど、この日は大丈夫だった。運がいい。
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火口のすぐそばまで車で登ることができる。
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煙の下には青白い液体が。まさに地獄。
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この道はどこに続いているのやら。
DSCF2438 posted from フォト蔵地獄のような風景に夕陽が迫る。なんかもう神々しい。
17:00ぎりぎりに下山。なんか最後の一組になるとこの火口に閉じ込められるんじゃないか、という妙な恐怖感をあじあう。
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帰りは行きと逆の道を辿る。夕闇が迫ってきてあたりの山が真っ赤に染まる様子を見ることができた。まさに火の国、熊本。阿蘇山って噴火したときに、九州のほとんどの地域に影響を及ぼしたらしいが、その雄大さの一端を感じることができた。