アベンシスが販売不振でアテンザのデザインを真似る

らしいことが、車の雑誌に出ていた。たしかに二つともヨーロッパで売れないとしょうがない車。アテンザが好調だから売れてないアベンシスがヨーロッパ人好みのデザインにするためにアテンザをパクるらしい。

よくも伯仲堂々いけしゃあしゃあとそんな厚顔無恥なことができるものだ。三河の田舎侍にデザインなんてわからんのじゃ、人のまねをして何が悪い。というところか。広島の田舎侍であるマツダにあれほどキレのあるデザインができるのだから、ちょっとは勉強したらいいのにと思うが。まあ、そこがトヨタの開き直った強さでもある。

それにしても世界一の自動車メーカーだとか、日本のブルーチップ銘柄だ、とかもてはやされるほどの会社が地場の中小メーカーをパクるなんてやっぱ許せん。それじゃあ昭和の時代の松下電器と同じじゃないか。

この間トヨタとフォードが提携を検討していると記事になってたけど、トヨタがフォードの下のマツダとも組み始めることがあればマツダはもう終わってしまう気がする。車作りのノウハウもコンセプトのうまさも効率的な工場の運営も、マツダなんてトヨタの前では、すべてかすんでしまう。で、業務提携とかしちゃって、あのつまらないエンジンとか、ふにゃふにゃなシャシーとか、いんちき木目調のパネルとかをマツダ車にどんどん埋め込んでしまうかもしれない。そうやってトヨタの車の二流版みたいな車を作るようになるかもしれない。

そんな道だけは歩かないで欲しい。そりゃあ、レクサスのハイブリッドエンジンとかがMPVに搭載されてしまったりすると、即買いかも、とか思わんでもないが・・・。いやいや、あくまでもニッチにせめてくれなきゃマツダじゃない。やっぱ格好いい会社ってのは、マイクロソフトに一泡拭かせたアップルであり、徳川に一泡吹かせてやろうという真田幸村みたいな酔狂な気概を持ったチャレンジャーだって。今日本の自動車メーカーでトヨタやホンダの路線に一石投じる力を持つのはマツダくらいなもんだろ。


アテンザも来年当たり新モデルがお披露目されるだろうけど、初代の路線踏襲じゃなくてなんか新機軸を打ち出す車になって欲しいなあ。