モーツァルト ピアノコンチェルト25番

モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番、第27番

モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番、第27番

ピアノコンチェルト第2弾。前回の20番に続いて25番を聞いている。

この出だし、なんともウィーンの街の気分が漂ってくる。神童ここにあり、という堂々たるモーツァルト節。このCDのアバド/VPOだとちょっとパワーがありすぎて今っぽい感じが強い気もするけど。陰鬱で雲が低く垂れ込めたウィーンの中で、金持ちのサロンに出入りする人たちが、この曲のような颯爽として春風のような曲を求めたんだろうなあ、と自然と思いをはせてしまうような音色。期待と不安が入り混じるような新入学の時の気分にも似ているかもしれない。