再開

約1ヶ月ぶりに遥夏チンに再会した。

久々に見る娘は・・・・なんか大人びていた。

一ヶ月やそこらでそんなに変わるわけないじゃん、と思うし、実際そんなに変わってないのかもしれないが。

パパとママの顔を見るなり飛びついてくるかと思いきや、気づいてもしばらくじっと下を向いたままで近づいてこようともしなかった。パパはちょっと、いやかなり寂しかったよ・・・。思わず「何にも言わずに放っておいてごめん。」と口走ったけど、見向きもしてくれなかった。

多分、昼寝から起きたところで機嫌が悪かったのが原因と思うけど、なんかすっかり覚めた表情で睨みつけられて、ずっと実家に放っておいた負い目も重なって、たじろいでしまった。

しばらく思いつめたような顔で何か考えている様子だったけど、その表情は2歳児の顔じゃない。少なくとも小学生高学年くらいに見えて、なおたじろいだ。

しばらく一緒に遊ぶうちに、パパー!と走ってくるようになって心の底から安心した。あの大人びた顔は「この人誰だっけ?」の顔だったのか・・・。

そういえば、実家にいる間中、パパとかママとかほとんど口にしなかったらしいし、すっかり存在を忘れられていたようだ。

一日一緒にいて、自転車に乗せて近くを走ったり、買い物に行ったりして、なんとか1月前までの生活を思い出してくれたようだったので安心した。(と親だけが勝手に思っている)。一ヶ月ぶりに見る我が子は、確かに今までよりも言葉数が増えて、声変わりでもしたのか、ちょっと女の子らしい声で返事をするようになっていた。体も一回り大きくなったかも。あと、自分の都合の悪いことを言われた時に、今まではジーっと沈黙していたのに、今回は「えっ?」と聞こえない振りをしてごまかすようになっていた。そんなことまで覚えたのかい。

ただ、夜中に急に激しく泣き出して、ママにしがみついたまま離れなくなった。何かにうなされているようだった。やっぱり今まで寂しかったのかなあ。2歳児のくせに、大人に心配かけないようにいろいろと気を使ってくれていたのかと思うと、急に不憫に思えてきた。

遥夏チン、がんばったんだね。

久々にパパとママが来たと思ったら、真ん中に知らないチビちゃんがついて来ていてさらに驚いたことだろう。これからはママと一緒に赤ちゃんの面倒みてちょうだい。

で、そんな家族3人を置いて、パパだけ家に戻ってきた。道中、なんかいつも感じたことのない寂寥感を感じた。子供達がいなくて静かで仕事がはかどる環境になったはずなのに、なんだこのぽっかり空いた穴のような感じは・・・。