IKEAを組み立てる
昨日、マンションの入り口から部屋まで持ってくるのに四苦八苦した。今日はそれを組み立てる。ゲートレッグテーブル1台と椅子2脚。
使ったのは、かなづち(IKEAで購入)、ねじ回し(プラス、マイナス)。以上。ペンチとかプライヤーとか用意したけど使わなかった。
まずはゲートレッグテーブルを
ゲートレッグテーブルを作る。完成までの所要時間2時間30分。
まずは小さな板を組み合わせて全部で6個の引き出しを作る。これが一番しんどかった。結局引き出し作りに1時間30分くらいかかった。
基本的にそれぞれの板キレには、ねじとかダボ用の穴がきれいにあいていて、説明書(すべてイラスト)に沿ってその板同士をくっつけていくだけ。くっつけ方はダボだったり、普通の金属のねじだったり、プラスチックのねじ風のものだったりする。
説明書のイメージ(これは椅子用のもの)
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今回作ったものはどちらもかなり正確にガイドがされていて、少々手荒に進めていっても何とか最後には安定するように作られていて、手作りの難易度としては低そう。買ってきてねじを締めればできあがり、という感じではある。そのねじを締めるというのが難しい。
木材をねじで止めるのは結構しんどい。予め穴は空いているけど、金属のようにねじ山が切られているわけじゃないので、ねじ回しでグイグイと回しながら木にねじ山を刻んでいく。これがしんどい。真正面からきちんと力を入れないと、斜めになったり途中から進まなくなったりする。
6個の引き出しが完成
DSCF1625 posted from フォト蔵
次に、天板をつなぎ合わせる。
3枚の板を並べたところ。結構でかいよ。
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天板の真ん中に柱に当たる土台部分を据える。土台と天板の上にはずれを防ぐために鉄の棒が補強で入っている。ここのねじが多少締めにくい。
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ねじを締め終えてひっくり返すと、ほぼ全景が完成する。あとは引き出しを突っ込む。
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引き出しを突っ込めば出来上がり。
DSCF1630 posted from フォト蔵
片方の翼を広げたところ。けっこうでかいよ。
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ここまでで所要時間2時間30分。完成品は想像以上に大きい。そしてやっぱり重い。
次に椅子
次に椅子2脚。こちらは作業量も知れてるし重さもないのでクールダウンのつもりで。
まずはねじ4本で骨組みを完成させる。
DSCF1635 posted from フォト蔵
この構造が結構面白い。この椅子は座面を上から見ると真四角ではなくて、前が広くて後ろが狭い台形になっている。その角度を4本の木の断面の角度でうまいこと実現している。
さらに4つの角に長いねじを一本通しておいて、途中にプラスチックのストッパーをはさむことで、木材とねじだけではぐらつきそうな角の部分の強度を高めている。
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座面のウレタンをはめ込んで、白い布をかぶせれば出来上がり。
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5000円の椅子とは思えない仕上がり(?)。所要時間1脚あたり15分。
IKEAへの個人的な評価。「安いしよくできてはいる。が、しんどい。」
机一つと椅子二つをつくるのに3時間以上費やした。その間ねじ回し片手に汗だくになる。構造自体はシンプルでつなぎ部分もよくできているので、慣れている人がやれば簡単だろうし、うまいことできると思う。ただし、木材独特の扱いにくさ(ねじ締めにパワーがいる、まっすぐ締めないとだめ、そもそも木が重い)に慣れていない人には苦痛以外の何者でもない。
完成品については、予想した安っぽいがたつきとかは、あまりなく、そこそこの質感に仕上がった。が、何より重い。特に引き出しの多い品物は要注意。多分日本の家具って、取り回しを考えて他所軽い木材を使ったり、厚みを減らしたりしてるんだと思う。IKEAにはそれがない。よく言えば重厚感、悪く言えば無駄に重い。
今回たまたま引き出しが密集した家具を買ったので、ただのテーブルとか棚だったらまた違った印象になるんだろうけど、次買うときはその辺を考慮したうえで検討したい。