0歳児と行く青森(奥入瀬渓谷と白神山地)1700キロの旅

10ヶ月の遥夏チンとママの3人で、アテンザに荷物を積み込んでいざ出陣した3泊4日1700キロの青森ツアーの結果。

コース:

初日:
東京発(7:30)-首都高+東北道(休憩5回)-十和田IC下車(16:20)-十和田温泉郷(17:50)
計700キロ

宿泊@焼山荘

2日目:

奥入瀬渓流を散策(9:00-12:30)-十和田湖畔-十和田湖外周-弘前市街(買い物)-鯵ヶ沢(17:00)
計100キロ

宿泊@【公式サイト】青森県津軽の温泉宿 鯵ヶ沢温泉 ホテルグランメール山海荘

3日目:

十二湖周辺を散策(10:00-14:00)-鯵ヶ沢(16:00)
計100キロ

宿泊@【公式サイト】青森県津軽の温泉宿 鯵ヶ沢温泉 ホテルグランメール山海荘

4日目:

ミニ白神を散策(10:30-12:30)-弘前市街(昼食)-大鰐IC(15:00)-東北自動車道+首都高-東京着(24:00)
計800キロ

感動したところ:

    • 瀬渓流の散策路

文句なく今回の旅の白眉。これまでに旅した中でも3本の指に入る満足度が得られた。十和田湖から流れ出た奥入瀬川に沿って滝やせせらぎが森の中を縫って走る渓流。この川は勾配がとても緩やかで(なのに流れは結構速い)、水量も多くて見ているだけでさわやかな気分になれる。なにより川面と遊歩道がほぼフラット(同じ高さ)で、なんというか川と一緒に歩いているような不思議な気分になれる。
加えて、水辺に生える木々の緑がホントに鮮やか。ここで写真を撮ると腕が上がった気分になれます。時間があればもう一回行きたかった。遥夏チンは抱っこ紐で前抱っこにして歩きました。コース紹介はココがお勧め。石ケ戸に車を止めて雲井の滝まで歩いて、帰りはバスで、というコースを選択。ガイドでは45分となっていたが、ちんたら写真を撮りつつ&遥夏チン連れだったのもあって倍の1時間30分はかかった。で、バスで一旦石ケ戸まで戻って、後は車で十和田湖方面に上りつつ要所で車を止めて見学。子連れで歩いていると、いろんな人に声をかけてもらえる。帰りのバスは本数少ないし、車で回っている人に便乗させてもらうのも手かと思った。


奥入瀬12
奥入瀬12 posted from フォト蔵

奥入瀬21
奥入瀬21 posted from フォト蔵

これがまたよい。奥入瀬渓流沿いは、車道も川のすぐ脇を通っているところが多くて、歩くだけじゃなくて車で走ってても十分気持ちよくなります。あと、十和田湖周辺の道。道の両側から大きな木の枝が張り出していて緑のトンネルを作っています。木々の木漏れ日の中をゆったりと駆け抜けると何とも幸せな気分になれます。これはどのガイドにもなかったけど、以外に感動的です。

奥入瀬3
奥入瀬3 posted from フォト蔵

    • ミニ白神

鯵ヶ沢町が管理する白神山地の周辺地域に作られた散策コース。長靴着用&虫除け対策を施して入山します。入山料300円必要です。特にこれといった目玉はありません。が、「原生林」を歩けます。太古の昔の森の中の雰囲気を味わえるところです。1-2時間の割りと気合の入った散策コースなので、さらっと流し見したい時には厳しいかもです。行った日が雨上がりだったと言うのもあるけど、中は本当に虫(主に蚊)が多い(特にコース前半)し、湿度がとても高いです。時々振り返ると自分の後ろに蚊の行列ができています。入山手続きのときに長靴とうちわを貸してくれるので両方とも必須です。子供は特に肌を露出させないような服装+虫除けスプレー必須です。遥夏チンは前抱っこで連れて行きましたが途中で寝てました。情報はココが親切です。さらに本格的な西目屋村の散策コースにはちょっと時間的にも体力的にもきつそうだったので、僕らにはここがちょうどあってました。

奥入瀬66
奥入瀬66 posted from フォト蔵

    • 十二湖

ここは前評判が高かった分(JRのポスターとかで)、実際のところどうかな?と思うところもあった。けど見所はあるところです。有名な青池や沸壷の池は確かに一見の価値ありです。コースとしてビジターセンターに車を止めて、山越えで池を回るコースを選んだんですが、これが失敗。とんでもない山道。というかけもの道。遥夏チンの機嫌もカナーリ悪くなってしまって難渋しました。しかも山道に入ってしまうと元の道路にはなかなか戻れない。小さな子供連れであれば、安全確実に青池まで車で行って回りを歩くか、車道をベビーカーで押して進む方がベターです。それでも十分雰囲気味わえます。池自体はしんどい思いしてもみる価値はありました。特に青池に写りこむもみじの鮮やかな緑は強烈な印象を残してくれます。

奥入瀬43
奥入瀬43 posted from フォト蔵

奥入瀬37
奥入瀬37 posted from フォト蔵

    • 平日の観光

今まであまり経験なかったけど、平日にまわるとかなり得した気分。まず人が少ない。自分たちのペースでじっくり見てまわれる。小さな子供がいると周りに迷惑かけないか心配なんだけど、人少ないってのは本当にありがたかった。あと、行く先々の施設の人とかお店の人が親切。人少ないので。

いまいちだった点

  • 青森は普通に暑かった:

東京とほぼ同じ24,5度前後の日が多くてちょっとがっかり。もう少しキリリとした空気を期待していた。

  • 雨:

これは仕方ない。でも最終日を除いて本格的な降りにはならず。その代わり晴天も少なく。せっかく日本海に面した宿に2泊したのに夕焼けにはお目にかからずじまい

  • 結局時間に追われた:

時間を気にせず気の向くままに行こう、と決めていたんだけど、結局「宿のご飯の時間」とか「遥夏チンのご飯の時間」とか気になってしまう。特に旅館の晩御飯って時間の幅が決まっててつまんない。ご飯なしコースとかの方が気が楽でよかったかも。

子連れ旅行の結果

  • 往復の高速道路:

片道700キロ近く高速に乗っていたことになるんだけど、100キロおきくらいに休憩を挟むようにして、休憩場所では汗を乾かしたり、オムツ交換したり、授乳したり、ご飯上げたり、SAを見物させて気を紛らわせたりした。大体工程の半分くらいは眠ってくれていたし(帰りはもっと)、残りも普段と同じ感じで機嫌の良い時と悪い時の繰り返しだったので助かった。

  • 観光:

今回はほとんどの立ち寄りスポットが遊歩道とか散策路とかのベビーカーNGの場所だったので苦労した。基本はおんぶひもで前抱っこしてた。けどおなかが圧迫されるのとぶら下げられて窮屈なのが重なって機嫌悪くなることが多かった。時々抱っこひもを緩めて休憩させてあげないとストレスたまりそう。ちなみに今回回ったスポット(山も川も滝も森もけもの道も)すべてにおいて、遥夏チンはまったく興味を示さなかった。(唯一例外は最後に立ち寄ったミニ白神の熊の剥製のみ)。まあ、今回は大人の息抜きがメインですから。

  • ごはん:

これが失敗。いつもの授乳&離乳食(一日2回)に加えて、旅館で大人向けに出てくる晩御飯もちょっとずつ食べさせたりしていた。旅館の晩御飯って食べるのに時間がかかって、その間あやす間がもたないから。それがたたって、3日目に胃の中の大半を戻してしまうハプニング発生。大泣きしてかわいそうだった。食べ過ぎたのと、おんぶひもで長いこと圧迫されていたのが原因らしい(長旅のストレスもあったのか)。幸いその後は食欲も戻って、いつもの調子になってくれた。旅先での食生活は重要。

  • 入浴:

これもしんどかった。今回の宿はどれも温泉が魅力だったんだけど、遥夏チンにはまだ無理。なので内風呂が着いている部屋を確保。そこで入れたんだけど、普段のおうちの風呂でも泣き叫ぶことの多い遥夏チンだけに、普段と勝手が違う&旅先で入浴前後の段取りが悪かったりして(石鹸がない、ガーゼがない、オムツの準備忘れた、とか)本人には非常に不評だった。あと、一緒に温泉に入れないのでパパママのお風呂は交代で行かないといけなくて、結構時間かかった。

  • 睡眠:

こちらは絶好調で、夜9時ごろに一暴れして疲れたらすぐ眠ってくれた。そのまま朝まで。朝は5時過ぎからもぞもぞし始めてそのまま起床。どうやらいつものベビーベッドよりも布団の方が寝心地がいいのかも。添い寝したいのかな?

  • 総評:

まあ、本人のコメントを聞けないので何ともだけど、総じて子連れの割にはうまく行った旅だった。多少のハプニングはあったけど、手がつけられないほどぐずったり、怪我をしたり、後々までリズムが狂ったりというのもなく。ただ、今回の旅について、本人にとっては何の記憶も残らないだろうことは間違いない。